福井県の酒蔵『常山』が提案する新しい帰省スタイル「脳内帰省」

大型連休に向けた新しい帰省スタイル

新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、福井県の酒蔵『常山酒造』がユニークな提案を打ち出しました。「故郷のために、帰省をやめませんか」というメッセージと共に、特産品を詰め込んだ「脳内帰省パック」を展開しています。この試みは、実家に帰省することが難しい状況でも、ふるさとの味を楽しむことで帰省気分を味わうためのものです。

「脳内帰省パック」の内容

「脳内帰省パック」には、『常山酒造』の限定地酒や、老舗味噌屋『米五』の特産品などが含まれています。具体的には、以下の3種類のパックが用意されています。

- 1泊2日パック: 地酒720ml×1種（純米酒）＋そばみそ　1,925円（税込）
- 3泊4日パック: 地酒720ml×2種（純米酒、純米吟醸）＋そばみそ　3,520円（税込）
- 6泊7日パック: 地酒720ml×3種（純米酒、純米吟醸、純米大吟醸）＋そばみそ＋里芋 5,940円（税込）

このパックには、常山酒造からの福井の近況を伝える手紙も同封されており、受け取った人に少しでも帰省した気分を味わってもらう工夫がされています。

ふるさとの味を分かち合う

「脳内帰省パック」は、福井出身の人々だけでなく、福井に住む人が家族や友人に贈ることも考慮されています。皆で同じお酒で乾杯しながら、リモートでの家族会や同窓会を楽しむことも可能です。さらに、売上の5%は福井県を通じて医療機関への寄付に使われるとのことで、地域貢献にもつながっています。

伝統の酒造りと味噌の魅力

福井の地酒は、1621年から続く『常山酒造』が製造するもので、福井県産の五百万石を使用した純米、純米吟醸、純米大吟醸の3種類が評判です。『米五』のそばみそも、地元で人気の特産品。和食との相性が抜群です。

福井の魅力を自宅で味わいながら、懐かしい故郷の風景や思い出を脳内で旅する。その体験を通じて、コロナ禍でも人と人とのつながりを感じられるのではないでしょうか。ぜひこの新たなスタイルで、ふるさとの良さを再発見してみてください。