環境への配慮と香りのハーモニーが融合した「ゆず油」シリーズが受賞

環境への配慮と香りのハーモニーが融合したヘアケア

株式会社ウテナの「ゆず油」シリーズが、『ソーシャルプロダクツ・アワード2025』において、「生活者審査員賞」を受賞しました。このシリーズは、高知県北川村のゆずの種から採取したオイルを利用したサステナブルなヘアケア製品で、地域とともに持続可能な社会の構築に寄与することを目指しています。

「ゆず油」シリーズの誕生

「ゆず油」シリーズは、2013年からスタートし、2025年2月には累計出荷個数が720万個を超えるなど、多くのお客様に親しまれています。製品は「ヘアオイル」と「オイルミスト」の2種類があり、どちらも高知県北川村で捨てられていたゆずの種から作られたオイルを使用しています。これにより、廃棄されるはずだった材料を活用し、地域経済の活性化にも貢献しています。

受賞の裏側には

授賞式では、ウテナのマーケティング部副部長である中島恵司氏が、「ゆず油」シリーズの製品開発と地域貢献について熱心にプレゼンテーションを行いました。審査員からは「ものづくりを通じて地域活性化や教育にも貢献し、社会的な価値が高いプロダクト」と評価されました。また、メジャーなドラッグストアとの提携による地域産業の持続可能性の向上も注目されました。

開発ストーリーの強み

特に、捨てられていたゆずの種を活用するという開発の背景は、社会的な意義が大きく、そのストーリーは漫画や写真、文章で丁寧にブランド化されています。さらに、人工香料を使用せず、自然の香りとしてゆずの爽やかさを際立たせています。このような取り組みが、心地よい使用感を生むとともに、地域生産者との強い連携を築くことにつながっています。

サステナブルな社会への足跡

「ゆず油」シリーズでは、環境に配慮したパッケージを採用するなど、持続可能な社会の実現に向けたさまざまな活動を行っています。また、2016年以来、地域のゆず農家の支援や教育プログラムを通じて、子どもたちと化粧品を共同開発する企画など、多角的に地域活性化に取り組んでいます。2022年には高知県北川村と包括連携協定を結び、今後の活動がさらに広がることが期待されています。