IZULCA設立
2025-06-03 08:50:21

株式会社IZULCA設立で日本のソーシャルコマース市場へ進出

株式会社IZULCA設立の背景と展望



昨今のソーシャルコマース市場は急速に成長を遂げており、それを支える企業間の連携も進んでいます。特に、TikTokを活用したライブコマースは特に注目されています。2023年10月、株式会社マイクロアドが中国のPinspaceグループとの合弁会社「株式会社IZULCA」を設立したことは、その流れを後押しする重要なニュースです。

1. 合弁会社「株式会社IZULCA」の概要



株式会社IZULCAは、東京都渋谷区に所在地を構え、事業開始は2025年6月を予定しています。この会社は、Pinspaceが持つ中国における成功した事例、特に「7時間で20億円」の販売実績を基に、日本市場でのTikTok Shopの運営を支援することを目的としています。代表には、マイクロアドの副社長執行役員である榎原良樹が就任します。これにより、マイクロアドのマーケティングの知見も活かし、Pinspaceの進出をバックアップしていくことになります。

2. TikTok Shopの急成長



「TikTok Shop」は、2025年夏から日本で完全に展開される予定のEコマース機能です。グローバルでは、2024年の流通総額が前年比で2倍を超える成長が予想されています。特に、TikTokの影響力とインフルエンサーのエンターテインメント性を駆使して、消費者の購買意欲を高めていく手法は、今までの伝統的な販売手法とは一線を画しています。特に、中国市場では、化粧品やアパレル、食品など、幅広い商品カテゴリで取引が行われています。

3. マイクロアドとPinspaceのそれぞれの特色



マイクロアドは2008年から中華圏での展開を開始し、特にクロスボーダーのマーケティング支援に強みを持つ企業です。Pinspaceは、年商500億円を超える企業であり、デジタルガジェットの製造・販売に加え、中国でのECプラットフォーム運営代行に特化しています。Pinspaceの成功事例として、飼い主から大変人気のある翡翠のブレスレットを7時間で20億円相当販売したことが挙げられます。

4. 合弁会社設立の意義



この合弁会社の設立は、急速に成長するソーシャルコマース市場の波に乗ることを目的としています。2030年には市場規模が約960兆円に達すると予想されており、これは世界的なトレンドを反映しています。日本市場におけるTikTok Shopの本格展開を持って、両社が提供するサービスに対する需要は高まると見込まれます。

5. 今後の展望



IZULCAは、Pinspaceの独自の運営ノウハウとマイクロアドのマーケティング戦略を融合させ、日本においても成功を収めることを目指すでしょう。これにより、日本の消費者にも新たな購買体験を提供できるようになることが期待されます。

6. まとめ



IZULCAの設立は、日本のソーシャルコマース市場に新たな風を吹き込む可能性を秘めています。両社の協力により、日本市場での成功を収めることは、アジア地域全体でのマーケティング戦略の新たなモデルとなることでしょう。今後の動向に注目が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社マイクロアド
住所
東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー13F
電話番号
050-1746-3333

トピックス(経済)

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