阿波加俊太選手が現役引退、コンサドーレで新たな挑戦へ

2024年のサッカーシーズンをもって現役引退を決断した阿波加俊太選手が、これからはコンサドーレ北海道スポーツクラブに所属し、指導者としてサッカー界に貢献していくことを発表しました。阿波加選手は、北海道岩見沢市出身で、1995年生まれの身長188cm、体重77kgのゴールキーパーです。

サッカーキャリア

彼のサッカーキャリアは幼少期から始まり、空知FCで育った後、コンサドーレ札幌のアカデミーに入団。U-15からU-18を経て、2013年に札幌のトップチームに昇格。しかし、プロとしての出場機会は限られ、様々なクラブで経験を積みながら、鳴らした実績は少なくありません。

阿波加選手は、コンサドーレ札幌以外にも、SC相模原やHonda FC、愛媛FC、そして鈴鹿ポイントゲッターズ（現アトレチコ鈴鹿クラブ）など、5つのプロクラブに在籍しました。特にHonda FCでは、JFLリーグ戦において15試合出場し、ゼロ得点ながら貴重な経験を積むことができました。2023年には鈴鹿クにおいて17試合プレーし、着実にキャリアを重ねました。

引退の背景

現役引退の決断の経緯について阿波加選手は、「年齢的にもまだまだやれる可能性があると思ったが、自分の気持ちの限界を感じた」と説明。その理由として、2023年5月にオーバートレーニング症候群と診断されたことが挙げられています。異常な疲労感と闘いながらも、彼はサッカーを続けることの大切さを学びました。「これまで多くのサポーターに応援してもらってきたし、支えてくれた仲間たちにも感謝している」とも語っています。

新たなスタート

引退後の彼の新たな目標は、北海道コンサドーレ札幌のスクールコーチとして後進を育成することです。指導者としての道を歩むことで、彼自身も成長を続け、サッカーの楽しさや魅力を子供たちに伝えていくことを約束しています。「サッカー選手としてはここで終わりますが、新たな挑戦として指導者としての阿波加俊太を見守ってほしい」と述べています。