明大生が共同開発した三浦市の特産品
神奈川県の三浦市で、明治大学商学部の松尾隆策特任准教授と学生たちが地域活性化に貢献するプロジェクトを進めています。彼らは地元の高校生と手を組み、観光振興を目的に新たな特産品「明治大学×三浦初声高校コラボ三浦はちみつクッキー」の開発に取り組んでいます。このプロジェクトは、希少価値の高い「ニホンミツバチ」のはちみつを活用し、地域の魅力を引き出すことを狙いにしています。
プロジェクトの背景と概要
プロジェクトは、明治大学商学部の「特別テーマ実践科目C・D」に参加する学生たちによって進められ、神奈川県立三浦初声高等学校の古屋唯生教諭と連携しています。ニホンミツバチのはちみつを利用し、新たな観光商品を生み出す意図があるのです。
活動の一環として、2024年10月12日には、初めて日本ミツバチの巣からの蜂蜜採取が行われ、その後、11月には高校の調理実習室で「はちみつクッキー」の試作も行われました。また、学生たちは「はちみつクッキー」のロゴ入りTシャツを着て、京急三崎口駅前で新商品の紹介イベントを実施し、地域の野菜販売も行いました。これにより、観光商品の訴求だけでなく、地域の農産物を広める取り組みも行われています。
2025年に向けた展望
このプロジェクトは2025年度も続ける予定であり、さらなる収穫量の増加を目指して新たに3箱の巣箱が設置されます。これにより「三浦はちみつクッキー」を地域で愛される観光商品にする目標が掲げられています。販売は、京急三崎口駅前の「三浦三崎ストア」と明治大学の駿河台キャンパス内にある「カフェパンセ」で行われる予定で、2025年10月頃からの開始が見込まれています。
地域連携と社会貢献
明治大学は、このプロジェクトを通じて地域貢献を強化しています。特に、明治大学社会連携機構が設置した地域連携活動助成金を活用し、地域活性化に寄与する取り組みを進めています。2024年度には、全7件のプロジェクトが採択され、地域でのさまざまな活動が実現されました。このような支援を受けて、学生たちは地域の課題解決に向けた社会的な意識を高める貴重な機会を得ているのです。
このように、明治大学の学生たちと三浦市の高校生が共同で実施するプロジェクトは、地域および観光の活性化に貢献するだけでなく、教育的な面でも貴重な経験を提供しています。これから生まれる「はちみつクッキー」に、ぜひ期待してみてください。