はてなとIDCフロンティアの新しい連携
株式会社はてな(代表取締役社長:栗栖義臣)が、IDCフロンティア(代表取締役社長:鈴木勝久)が提供するインメモリデータベース「IDCFクラウド CacheDB」に、自社のサーバー監視サービス「Mackerel」を正式に導入したことを発表しました。この提供は2024年7月25日から開始され、両社の強力な連携はさらに進化を遂げのです。
サーバー監視サービス「Mackerel」
「Mackerel」は、様々な環境に対応したSaaS型のサーバー監視サービスで、オンプレミスやマルチクラウドに加えて、クラウドサービスのメトリックやイベントを視覚化する機能を持っています。このサービスの大きな特徴は、シンプルなユーザーインターフェイスと豊富なAPI群によって、ユーザーがより直感的に管理できることにあります。実際に多くの企業での導入が進んでおり、自動化されたインフラ基盤の構築が進められています。
導入企業の実績
Mackerelの導入実績には、国内外の大手企業が含まれており、サーバー監視だけでなく、運用の可視化や自動化を実現しています。
Mackerelの特別プランは、これまでにIDCフロンティアの「IDCFクラウド」ユーザーに提供されており、この連携は2014年から続いています。
インメモリデータベース「IDCFクラウド CacheDB」
「IDCFクラウド CacheDB」は、IDCフロンティアが提供するマネージド・インメモリデータベースサービスです。特徴的なのは、高速かつ低遅延でデータ処理ができ、ミリ秒未満の応答時間を実現する点です。操作性の高いシンプルなユーザーインターフェイスが備わっているため、ユーザーはスムーズにデータベースを利用できます。
さらに「IDCFクラウド コンテナ」と併用することで、高いスケーラビリティを備えたリアルタイムアプリケーションを構築できるため、ゲームや広告、eコマース、医療、金融など様々な業種で活用されています。
連携のメリット
MackerelのAPIとCacheDBの統合によって、ユーザーはインフラの運用を統合管理する手軽さが増すことでしょう。情報の可視化や自動化が進むことで、インフラの監視がより効率的になります。新たにリソースを監視するためには、IDCFクラウドコンソールでCacheDBの新規作成時にMackerelのAPIキーを入力することで簡単に設定できます。これにより、ユーザーはすぐに運用を開始し、効果的な管理体制が構築できます。
IDCフロンティアの見解
両社の連携について、IDCフロンティアの事業推進本部本部長代行、粟田和宏様は次のように述べています。「Mackerelの統合により、IDCFクラウド CacheDBを利用するお客様には、より手軽にインフラを統合管理し、運用の効率を高めていただけることに確信しています」とエンドースメントを寄せています。
今後の展望
はてなとIDCフロンティアは、引き続き友好的な関係を築き、サービスの向上を目指していきます。この連携により、国内最大級の国産パブリッククラウド「IDCFクラウド」の利用者にとって、運用監視がより一層便利になることが期待されます。今後も、両社のさらなる発展に注目したいところです。