Strangeworks Workflowsの登場
2024年7月24日、アメリカ合衆国テキサス州オースティンに本社を置く量子スタートアップ、Strangeworksが「Q2B Tokyo 2024」にて新ソリューション「Strangeworks Workflows」を発表しました。このソリューションは、リサーチや問題設定から分析、レポート作成に至るまで、開発プロセスを加速し、企画段階から実装までの時間を大幅に短縮します。
量子とAIの革新
「Strangeworks Workflows」は、AIと対話型の計算処理を駆使して、業務の効率性や生産性を向上させることを目的としています。カスタマイズ可能なエージェントやアシスタントツールを活用した自然なチャットインターフェースを通じて、ユーザーは直感的に操作が可能です。実際にStrangeworksは社内での実証実験において、最適化のユースケースにおいて生成速度が通常の8倍に向上するといった成果を上げています。
初期ユーザーにはヘルスケア、生命科学、エネルギー、航空宇宙、コンサルティングなど、名だたるFortune 500企業が名を連ねています。この新しいソリューションにより、Strangeworksは企業へさらなる価値を提供し続けることを目指しています。
Strangeworks CEOのコメント
Strangeworksの創設者でありCEOのWilliam Hurley(ウィリアム・ハーレー、愛称Whurley)は、次のように語ります。「量子コンピューティングとAIの組み合わせは、私たちが今後提供する新しいソリューションの第一歩に過ぎません。私たちのサービスは顧客企業を強力に支援し、その成功を手伝う使命を果たします。技術的な知識や経験がなくても、未来には誰もが手元のデバイスから『Strangeworks Workflows』に話しかけ、高度な計算を利用できるようになることを期待しています。」
既存ソリューションとの関係
新たに発表された「Strangeworks Workflows」は、すでに存在する「Strangeworks Applications」および「Strangeworks Compute」と並んで位置付けられています。「Strangeworks Compute」は、古典的・量子インスパイア型・量子ハードウェアに対するアクセスを提供するクラウドプラットフォームです。
また、「Strangeworks Applications」には、数理解析やアルゴリズム開発、問題のモデル化や最適化を行う技術者向けの「Strangeworks Optimization」が含まれており、業務の効率を増大させる働きをしています。
新しい価格体系
さらに、Strangeworksは中規模から大規模な組織向けの新しい価格体系も発表しました。「ビジネスプロ」および「エンタープライズ・プラン」では、プラットフォームへの柔軟なアクセスと、各種ハードウェアの利用が可能になるクレジットを提供します。また、顧客企業がビジネスソリューションを開発するためのプロフェッショナルサービスも用意されています。
2024年後半にリリース予定の「Strangeworks Workflows」のベータ版に興味のある方は、公式ウェブサイト(strangeworks.com)よりご登録ください。今後、量子コンピューティングとAIを組み合わせた新たな業務支援が、私たちの生活や仕事にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。
Strangeworks Inc.について
Strangeworksは2017年に設立され、量子コンピューティングとAIを用いた直感的なソフトウェアや会話型計算技術を組み合わせたソリューションを提供しています。大規模かつ複雑な計算課題を解決するための支援を行い、Fortune500企業からも信頼されています。グローバルに展開し、米国、ヨーロッパ、アジアにアクセス可能です。詳細は公式サイト(https://strangeworks.com)をご覧ください。