全国主要都市の賃貸マンション・アパートの家賃動向
2024年8月、アットホーム株式会社が実施した賃貸住宅の募集家賃に関する調査結果が公表されました。この調査では、全国の主要都市でのマンションやアパートの家賃動向を分析しており、特にファミリー向け物件の需要が高まっていることが分かりました。
概要
調査の対象となったエリアは、首都圏の東京23区や神奈川県、埼玉県、千葉県をはじめ、札幌市、仙台市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市の合計13エリアです。アットホームで公開されたデータを基に、入居者が支払う「賃料+管理費」を「家賃」とし、平均家賃を算出しています。
マンションの家賃動向
調査結果によると、神奈川県、埼玉県、札幌市、名古屋市、京都市、大阪市、福岡市の7エリアでは、前年同月と比べてマンションの平均募集家賃が上昇しています。特に、ファミリー向けの物件に関しては、神戸市を除く全てのエリアで3カ月連続して前年同月を上回りました。
その中でも特に顕著なのが、東京23区、埼玉県、千葉県、札幌市、広島市、福岡市の6エリアで、これらのエリアは2015年1月以降の最高値を記録しています。
アパートの家賃動向
アパートについても、ファミリー向けで同様に3カ月連続して前年同月を上回る結果となっており、こちらでも首都圏の5エリアや札幌市、京都市、広島市、福岡市が2015年1月以降の最高値を更新しています。実際、ファミリー層をターゲットにした物件の需要が、各都市で高まっていることが伺えます。
今後の見通し
このように、全国の主要都市では引き続き家賃の上昇傾向が続くと予測されます。多くの地域でファミリー向け物件の需要が増加する中、今後も新しい住宅供給が求められるでしょう。特に、引っ越しを検討している家族にとっては、どのエリアでどのような物件が増えているのかを注視する必要があります。
詳細情報
詳細な家賃データやエリアごとの分析については、アットホームの公式サイトからPDFをダウンロードすることができます。興味のある方はぜひアクセスしてみてください。
アットホームの調査結果 PDF ダウンロード
この調査結果を受けて、賃貸市場の動向を引き続き注視し、適切な住まい選びを行うことが求められます。