紀北町、地域活性化へ「ふるまちPay」を導入し新たな寄付のかたちを提案

紀北町が「ふるまちPay」を導入

三重県紀北町が新たに導入した現地決済型ふるさと納税サービス「ふるまちPay」は、地域活性化に向けた取り組みとして注目を集めています。このサービスは、バリューデザインが提供し、ふるさと納税制度の返礼品を「モノ」から「コト」へと広げる取り組みの一環です。

ふるまちPayの特徴

「ふるまちPay」では、訪れた来街者がスマートフォンでQRコードを読み取ることにより、簡単に寄付が可能になります。この寄付に対する返礼品として、その場で利用できるデジタルクーポンが提供されるため、飲食店やキャンプ場、体験施設などで直ちに活用することができるのが魅力です。

具体的には、紀北町に点在する飲食店や観光施設、レジャー施設での利用が想定されています。これにより、町の魅力を直接体験しながら寄付ができる仕組みは、地域の活性化に大きく寄与することが期待されています。

紀北町の魅力

紀北町は、伊勢志摩や吉野熊野国立公園の中間に位置し、豊かな自然環境と歴史的な背景を抱える地域です。この町はユネスコの世界遺産として認定された「熊野古道」が有名で、国内外から多くの観光客が集まっています。また、海岸沿いではマリンスポーツや釣りが楽しめており、山々ではトレッキングやキャンプができるなど様々なアクティビティが揃っています。

紀北町の担当職員は、「ふるまちPay」を導入することで、観光客が熊野古道などの名所を訪れた際に、地元の文化や食に簡単に触れてもらいながら、地域活性化につなげられることを期待しています。

今後の展開

「ふるまちPay」を導入した店舗や施設は、初期段階で体験施設や宿泊施設を含む8か所が決定していますが、紀北町では今後このサービスの加盟店の拡大を目指しています。地域内の寄付シーンを創出し、より多くの来街者が紀北町の魅力を感じられるような仕組みづくりを進める方針です。

ふるまちPayとは

「ふるまちPay」は、来街者が地域の店舗やレジャー施設でQRコードを使ってふるさと納税を行うサービスです。特に大きな特徴は、寄付を行ったその場で利用可能なデジタルクーポンが発行される点です。この新たな寄付の形は、地域への貢献をしながら、その地域の魅力を体験することを可能にします。

バリューデザインは、各自治体において地域の魅力をさらに訴求し、より多くの来街者と自治体が接点を築けるよう努力しています。地域活性化に向けた「ふるまちPay」の取り組みは、今後も注目され続けるでしょう。