岡山発のGX技術『SUSU-GOROSHI』の成功
岡山県岡山市に拠点を置く環境ベンチャー「次の灯株式会社」は、自社開発の燃料添加剤『SUSU-GOROSHI(ススゴロシ)』が、累計販売本数10万本を突破したことを発表しました。この成功は、物流や建設業界の環境改善に向けた大きな一歩となっています。
地方発の革新的技術
2020年から2025年にかけて、同社の製品は全国4700社以上の顧客に支えられ、急成長しています。Amazon燃料添加剤部門では常に首位を占め、従来は「ニッチな延命措置」と見なされていた技術が、今や業界の「標準装備」として受け入れられています。
これにより、現場の「故障前提」という常識が刷新され、「予防保全」が新たなスタンダードとなりました。
現場の声から生まれた製品
SUSU-GOROSHIの開発の背景には、現場での経験があります。代表の黒川聖馬氏は整備士の声に耳を傾け、具体的なニーズに基づいて製品を開発しました。この「現場ファースト」のアプローチは、ツールの使用頻度を高めるだけでなく、整備士たちとの強い絆を生み出しました。
環境への配慮と経済合理性
SUSU-GOROSHIは、酸化セリウム(CeO2)技術を使用して、ディーゼル車の微粒子捕集フィルター(DPF)詰まりのリスクを予防します。この技術により、「直すのではなく詰まらせない」という新しい運用のスタイルが確立され、経済効率が飛躍的に向上しました。
労働集約からの脱却
人手不足が深刻化する現在、次の灯は「職人の手作業」に依存するのではなく、ロボット技術とデータを活用して生産性を向上させる新たなビジネスモデルを模索しています。このプロジェクトは経済産業省の支援を受けており、地域産業の新しいモデルケースを創出することを目指しています。
環境と経済を両立させる未来
今後は、10万本の実績を土台に、CO2排出量の可視化を進め、ESG評価や地域の脱炭素政策との連携を図ることで、シームレスに環境問題と経済成長を両立させる取り組みが進められます。
会社概要
次の灯株式会社は、岡山県を拠点に自動車部品リサイクルや環境技術の開発を行っています。設立は2018年であり、自社のブランドステートメントとして「めぐる、つなぐ、地球にイイコト」を掲げています。
公式リンク
このように、次の灯株式会社のSUSU-GOROSHIは、製品としての成功のみならず、その背景にある技術とコミュニティとのつながりが、新しい物流・建設業界のスタンダードを築いています。