ストックマーク、次世代の日本語AIをリリース
ストックマーク株式会社が2023年10月にリリースした「Stockmark-LLM-13b」が、AWS Marketplaceにて提供を開始しました。この新しいAIモデルは、高速かつ高精度な日本語のビジネス知識を持ち、誰でも手軽にアクセス可能です。
「Stockmark-LLM-13b」の特長
「Stockmark-LLM-13b」は、130億パラメータを持つ大規模言語モデルであり、全て日本語に特化して学習されています。この特化により、特に日本語の複雑さに対応した精度の高い出力を実現しています。また、ビジネス分野におけるオープン情報や特許データも豊富に学習されているため、ビジネスシーンで非常に便利に活用できるツールとなっています。
さらに、受注スピードと精度の両方において、汎用モデルを超える性能を持っています。これは特にビジネス環境において非常に重要であり、時間を節約しつつ正確な情報をもたらす点で大きなアドバンテージです。
この新モデルは、AWSが支援する「AWS LLM 開発支援プログラム」を通じて開発され、リソースやメンタリングを受けることで、実用的かつ強力なモデルに仕上げられました。
APIの利用方法
「Stockmark-LLM-13b」は2024年10月15日(火)から利用可能で、料金は1時間あたり1ドル($1.0/hour)で設定されています。このモデルにアクセスするには、AWS Marketplaceの専用リンクから手続きが可能です。従来のオープンソースモデルの運用に伴う複雑さを解消し、簡単に自分のAWS環境に展開できるのが大きな魅力です。
APIを介して「Stockmark-LLM-13b」を利用することで、ビジネス関連の質問に対する自動応答や、社内データを基にした文章生成が実現可能となります。これにより、企業の意思決定をサポートする大きな力となることでしょう。
企業独自のLLM構築支援
ストックマーク株式会社では、「Stockmark-LLM」の開発に加え、企業ごとのオーダーメイドLLMの構築支援や、社内データをAIで活用できる形に変えるサービスを提供しています。「SAT(Stockmark-A-Technology)」は、こうした支援を通じて、企業の貴重なデータを最大限に活用するための助けとなっています。
ストックマーク株式会社の企業理念
ストックマーク株式会社は「価値創造の仕組みを再発明し、人類を前進させる」というミッションのもと、先進的な生成AI技術を活用しています。情報を効果的に検索できるサービス「Anews」や、データを構造化する企業向けのプラットフォームを運営し、多くの企業の変革を支援しています。
会社概要
- - 会社名: ストックマーク株式会社
- - 所在地: 東京都港区南青山一丁目12番3号 LIFORK MINAMI AOYAMA S209
- - 設立: 2016年11月15日
- - 代表者: 代表取締役CEO 林 達
- - 事業内容: 自然言語処理を活用した事業機会探索と意思決定支援のサービス開発
- - 公式サイト: stockmark.co.jp
このように、ストックマーク株式会社はビジネス向けのAI技術を駆使し、企業のニーズに応える新たなソリューションを提案しています。日本語に特化したAIモデルの登場により、ビジネスの現場がどのように変わるのか、今後の展開が非常に楽しみです。