株式会社イトーキ(本社: 大阪市城東区)は、スピーナチェアのカーボン・オフセット認証を新たに維持し、2012年も積極的に販売を通じて地球環境貢献に努めることを発表しました。イトーキは2010年にこの認証を業界で初めて取得し、その努力は今日はさらなる発展を遂げています。
カーボン・オフセットとは
カーボン・オフセットとは、日々の生活や経済活動で避けられない温室効果ガスの排出に対して、削減努力を行い、それでも削減できない部分を別の場所で実施された削減活動から得られる排出権で補うことを指します。この仕組みによって、地球環境だけでなく、開発途上国への国際援助にもつながるのです。
スピーナチェアの環境性能
スピーナチェアは全モデルにおいて、材料の調達から生産、流通、廃棄・リサイクルに至る全ての段階で温室効果ガスの排出量を算出しています。そして、このチェアはカーボン・ニュートラルな状態として提供され、その結果、顧客は環境保護に貢献できる商品を手に入れることができます。
イトーキは、スピーナチェアを通じて実現したカーボン・オフセットの考え方を更に広め、より多くの人々にこの取り組みを知ってもらうことを目指しています。また、2012年も引き続き、スピーナシリーズの販売を積極的に行い、環境保護への貢献を一層強化していきます。
カーボン・オフセット認証の詳細
スピーナシリーズ全てのモデルに対し、原材料調達、生産、流通、廃棄、リサイクルの各過程で排出される温室効果ガスを数値化し、これに基づいてカーボン・オフセットを行っています。具体的には、2011年12月1日から2012年11月30日までの期間に製造された製品が対象で、排出量は74.3kgから150.9kg CO2eの範囲です。
この算出は、各プロセスで使われる資材やエネルギーの投入量に基づいて行われ、効果的な温室効果ガスの削減を実現しています。
排出権の利用とその意義
イトーキは、インドのカルナタカ州に位置する風力発電プロジェクトから得られた排出権を利用しています。このプロジェクトは再生可能エネルギーを利用して温室効果ガスを排出せず、地域のエネルギー不足に貢献していることが特徴です。
スピーナチェアの特徴
スピーナチェアは、その名称が表すように、「背骨」を支えるデザインが特徴です。人間工学に基づいた機構により、調整が不要でもユーザーの姿勢をしっかりとサポートします。さらに、2007年のグッドデザイン賞では金賞を獲得するなど、高い評価を受けています。
イトーキはこのように、環境に配慮した製品を提供し続けることで、企業の社会的責任を果たし、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けています。全ての消費者がスピーナチェアを通じて、環境意識を高める一助となれば幸いです。
イトーキのエコソリューション
イトーキの提供するエコソリューションについて、更なる情報を得たい方は、専用ウェブサイト「EcoWorkstyle.com」を訪れてみてください。カーボン・オフセットを中心としたさまざまな取り組みや、国産材活用に寄与するソリューションなどが紹介されています。