美容医療施術とニールワンによる複合ケアの効果を検証

東京都中央区にあるALOOP CLINIC & LABが、ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業と共同で行った研究で、美容医療施術とニールワン®を配合した製剤の併用による皮膚弾力性の改善が確認されました。この成果は、2024年8月に開催される第42回日本美容皮膚科学会で発表される予定です。

研究の概要

本研究は、顔のたるみを改善するために、高密度焦点式超音波（HIFU）施術と、ニールワン®配合製剤を組み合わせた「複合ケア」の有効性を検証することを目的に行われました。実施された試験では、23名の被験者にHIFU施術を1回行い、次に顔の左右に異なる処置を施しました。一方にはニールワン®無配合のプラセボを、もう一方にはニールワン®配合製剤を使用しました。3か月間にわたるこの試験の結果、皮膚の弾力性についてのデータが収集されました。

皮膚の弾力性改善効果

試験終了後の経時的な測定結果では、ニールワン®配合製剤を使用した側の皮膚弾力性が有意に改善されていることが示されました。この結果は、HIFU施術単独での治療に比べて、複合ケアによる皮膚の弾力性向上が期待できることを裏付けるものとなっています。実際、多くの医師による評価でも、複合ケアを受けた被験者はたるみ改善が顕著でした。

ニールワンの作用機序

ニールワン®は、皮膚の弾力性を向上させる有効成分で、その効果は、皮下組織における皮膚支持帯（RC）の密度を高めることに起因しています。研究において、好中球エラスターゼの抑制を通じ、RCの分解を防ぐことが確認され、HIFU施術によるコラーゲン新生を助け、皮膚の弾力性改善につながると考えられています。

まとめ

本研究により、美容医療施術とニールワン®配合製剤を併用することが、皮膚の弾力性を高め、たるみ改善において非常に有効であることが明確になりました。これにより、ホームケアと美容治療の併用の重要性が再認識され、今後の美容医療の現場での新たなアプローチとして期待されています。

.ALOOP CLINIC & LABでは、他にも肝斑への複合ケア効果を研究しており、患者にとって安心で効果的な治療法の提供を目指しています。今後も新しい研究成果に注目していきたいと思います。