スーパーホテル、デジタル化で発注書の大量削減を実現
スーパーホテルは、株式会社インフォマートが提供する「BtoBプラットフォーム 受発注」を導入しました。これにより、年に約30万枚の紙発注書を削減することが可能になりました。この背景には、同社が掲げる「Natural, Organic, Smart」というブランドコンセプトが深く関係しています。
導入前の紙発注の現状
スーパーホテルでは、お客様に健康的な朝食を提供するため、オーガニック野菜を用いたサラダや独自のドレッシングなどに力を入れています。しかし、食材や備品の発注は主に紙を使用しており、全国172店舗が毎日5社以上の業者に対して紙で注文を行っていました。これは、毎年30万枚以上に及ぶ大量の紙を消費するという悩みを引き起こしていました。
このような状況に対し、同社は長期間にわたり課題を感じながらも、効果的な解決策を見出せずにいました。しかし、導入前の緊急事態がきっかけとなり、システム導入へ踏み切ることになります。
導入の背景と決定
2021年春、過去に契約していた委託先企業の都合で「BtoBプラットフォーム 受発注」が利用できなくなり、朝食食材の発注業務が行えなくなる事態に直面しました。この危機を好機と捉え、自社でのシステム導入を決定したのです。この際、エコ・ファーストに取り組むスーパーホテルにとって、紙の使用削減は重要な課題となりました。
また、経理部が抱えていた月700枚に上る請求書処理問題を解決するためにも、業務効率を向上させる必要がありました。
デジタル化の効果
「BtoBプラットフォーム 受発注」の導入により、発注業務の約70%がデジタル化されています。これまでの煩雑な紙発注の手続きが解消されて業務効率が大幅に向上しました。特に、食材や備品の発注が一元管理できるようになったことで、本部が各店舗の発注内容を容易に把握できるようになったのです。
その結果、店舗では手軽にコストパフォーマンスの高い商品を選ぶことが可能となり、原価管理もスムーズに行えるようになりました。
環境保護と今後の展望
スーパーホテルは、このデジタル化を通じて、お客様に「Natural, Organic, Smart」というコンセプトを実感してもらい、環境や健康への意識を高めてくれることを期待しています。特に朝食の質向上を目指し、今後もサービス改善に努めていく方針です。
このデジタル化の流れは、業務効率の向上にとどまらず、企業が持続可能な社会に貢献するための重要な一歩となるでしょう。スーパーホテルは、今後もその理念を堅持しながら、さらなる発展を目指していきます。
会社概要
【株式会社スーパーホテル】
本社所在地:大阪府大阪市西区
設立:1989年12月20日
代表者:山本 健策
従業員数:199名
【株式会社インフォマート】
本社所在地:東京都港区
設立:1998年2月13日
代表者:中島 健
従業員数:812名
詳細は公式サイトをご覧ください。