渋谷でリユース容器シェアリングサービス「Megloo」の実証実験スタート
2023年10月20日、東京都渋谷区で、リユース容器シェアリングサービス「Megloo」の実証実験が始まりました。この取り組みは、東京都の「スタートアップ実証実験促進事業」に採択され、環境に優しい飲食業の新しいスタイルを目指しています。
MeglooとWoltのコラボレーション
「Megloo」はリユース容器を飲食店間で共用することで、テイクアウト時に使用される使い捨て容器を大幅に減少させることを狙っています。このシステムは、店舗側にも容器のコスト削減をもたらし、環境負荷を軽減する助けとなります。2021年10月に鎌倉市で始まったこのサービスは、すでに横浜市や台東区、さらには鈴鹿サーキットでの導入実績があります。
また、初のデリバリーサービスとの協業であるWoltとの提携が、より多くの利用者にリユース容器の魅力を伝える機会となります。頑固に定着した使い捨て文化の変革に挑むこのプログラム、果たしてどれだけの効果を上げられるのでしょうか。
キャンペーンでお得
実証実験中には、「Wolt × Megloo 美味しく食べてゼロウェイストキャンペーン」が開催されています。このキャンペーンでは、リユース容器を利用・返却し、さらにアンケートに回答することで、次回使える100円相当のWolt割引クレジットが進呈されるという特典があります。参加店舗には、恵比寿のサラダボウル専門店や中目黒のポキボウル店などが含まれており、地域の食と環境問題に積極的に関与しています。
Meglooの理念と実績
「Megloo」の名は、容器が循環することと、地域の感謝の気持ちが脈々と続くことを表しています。鎌倉市の実績として、これまでに約2500食分のテイクアウト容器を削減し、330キロものCO2排出の削減にも寄与しています。環境省が提唱する3R(リデュース・リユース・リサイクル)の理念に基づいたこの取り組みは、地元地域のみならず、全国に広がりを見せています。
代表者からのメッセージ
株式会社カマンの代表、善積真吾氏は「リユース文化を広めるためには、大都市圏での展開が重要だと感じています。渋谷での実証実験を通じて、新たな文化を育んでいきたい」と語っています。このプロジェクトが持つ意味は、単なるコスト削減だけではなく、私たちのライフスタイル全体に関わる変革にもつながると期待されています。
会社紹介
株式会社カマンは、鎌倉市に本社を置き、リユース容器シェアリングサービス「Megloo」を開発・運営しています。代表の善積氏は、大手電機メーカーでの経験を生かし、サステナブルな社会の実現に向けて、着実に行動を起こしています。
会社概要
- - 会社名:株式会社カマン
- - 所在地:神奈川県鎌倉市大町1-1-14
- - 設立:2020年11月
- - URL:kaman.co.jp
渋谷区で始まったリユース容器の実証実験は、環境に優しい未来の食文化を視覚化する大いなる一歩となることでしょう。このプロジェクトの進展を、ぜひ注目していきたいと思います。