小田原市での新たな連携協定
2024年12月26日、小田原市と株式会社NTTドコモ、湘南ベルマーレフットサルクラブ、一般社団法人小田原城下町、株式会社USTUSの5機関が地域振興と課題解決に関する連携協定を結びました。この協定は、地域の子どもたちの育成と支援を目指しており、特に「d払い®」募金や、「ジモティーすくすくバトン」を活用した施策が大きな柱として盛り込まれています。
キャッシュレス募金の活用
この協定の一環として、ドコモのスマートフォン決済サービス「d払い®」が重要な役割を果たします。「d払い」募金は、地域の子どもたちに必要な支援を届ける手段となります。この募金を通じて、湘南ベルマーレフットサルクラブと小田原城下町が連携し、支援が必要な子どもたちに職場体験やスポーツ観戦の機会を提供します。また、日用品の提供なども行う予定です。この取り組みは、災害時の募金としての実績はあるものの、地域課題解決に向けた活用は初の試みとなります。
子ども服の回収と配布
さらに、もう一つの施策として、「ジモティーすくすくバトン」が挙げられます。この取り組みでは、小田原市内のドコモショップや子育て支援センター、湘南ベルマーレフットサルクラブの試合会場で不要になった子ども服の回収を行い、集めた服をドコモショップで配布します。これにより、支援が必要な家庭へ直接届けることができる仕組みが構築されています。小田原市や社会福祉協議会を通じて、さらに多くの必要とする子どもたちにも対応する予定です。
協定の概要と今後の展望
本協定には以下のような概要があります。
1.
協定の名称: 地域の振興・課題解決に関する連携協定書。
2.
締結日: 2024年12月26日。
3.
協定期間: 2024年12月26日から2026年3月31日まで。
4.
連携・協力事項:
- 子育て世代向けの施策に関すること。
- 地域課題解決プロジェクトの広報に関すること。
- 地域課題解決プロジェクトに必要な連携に関すること。
- その他、地域課題解決に必要な取り組み。
各社の役割
- - 小田原市: 子ども用衣類の回収ボックスの設置や対象家庭への配布。
- - ドコモ: 「d払い」募金や「ジモティーすくすくバトン」の仕組みを活用した支援、地域課題解決に向けた企画の検討。
- - 湘南ベルマーレフットサルクラブ: 経済的自立を目指す「Chance&Empowerment project」としての市民参画募集や支援。
- - 小田原城下町: 商業施設との連携を促進。
- - USTUS: プロジェクトマネジメントを実施、支援先の検討。
協定の推進により、地域の特性を生かしたまちづくりや、支援が必要な子どもたちへ向けたサポートの強化が期待されています。地域の人々が誇りに思える居住空間を作り出し、持続可能な支援に繋がるこの取り組みは、今後の地域発展に寄与することでしょう。