一般社団法人日本能率協会は、2024年7月24日(水)~26日(金)の3日間、東京ビッグサイト 東7ホールにて『持続可能なプラントEXPO 2024』を開催いたします。本展は、プラント・エンジニアリング分野の展示会として長年の実績を誇る「プラントショー」を発展させたもので、持続可能なプラント操業のための課題解決と、エネルギー資源の有効活用を促進することを目的としています。
従来のプラントショーから名称とコンセプトを一新し、新たに「持続可能なプラントEXPO 2024」として開催される本展では、カーボンニュートラル化やSDGs12「つくる責任、つかう責任」といった社会的要請に応える技術やソリューションが集結します。
特に注目すべきは、国内化学産業の現状です。基礎化学品分野では世界最高レベルのエネルギー効率を誇る大量生産技術が確立されていますが、機能性化学品分野ではバッチ法を用いた少量多品種製造が主流であり、エネルギー効率向上や廃棄物削減の余地が残されています。
本展では、こうした課題解決に向けた技術やソリューションを、以下の3つのポイントから紹介いたします。
① 特別講演会
産・官・学から専門家を招き、エネルギー政策、カーボンニュートラル化、プロセス技術、分離技術、再生可能エネルギーの活用、プラント建設の効率化、設備資産管理の最適化など、幅広いテーマについて講演を行います。いずれも、先進的な知見や技術開発の取り組み事例が紹介されるため、プラント・エンジニアリング、生産技術、経営企画、サスティナビリティ推進部門の関係者にとって必聴の内容です。講演はすべて無料(事前登録制)で、各講演の定員は150名です。
② 出展者セミナー
3日間で13セッションを開催し、出展各社の製品・技術・ソリューションの紹介や導入事例など、様々な情報を提供します。エネルギーマネジメント、温室効果ガス削減と可視化、新規プロセス開発、労働安全などがテーマです。聴講は無料(当日会場にて受付、先着順)で、各講演の定員は70名、総入れ替え制となります。
③ 注目の出展製品・サービス
低炭素化、資源循環、デジタル技術など、持続可能なプラント操業を実現するための最新技術やサービスが数多く展示されます。具体的な製品・サービスは公式ホームページの「Webガイド(出展者検索)」でご覧いただけます。
『持続可能なプラントEXPO 2024』は、時間や場所の制約を受けない商談機会として「オンライン展示会」も開催いたします。オンライン展示会のみの来場も可能です。ぜひ、ご来場ください。
「持続可能なプラントEXPO 2024」は、従来のプラントショーを進化させ、持続可能な社会の実現に向けて、新たな一歩を踏み出すための重要なイベントであると感じます。カーボンニュートラル化やSDGsへの意識が高まる中、本展は、企業が抱える課題解決に向けた技術やソリューションを共有し、具体的な行動へと繋げるための場となるでしょう。
特に、国内化学産業におけるエネルギー効率向上や廃棄物削減、そしてデジタル技術を活用したスマートファクトリー実現に向けた取り組みは、多くの企業にとって関心の高いテーマです。本展を通じて、最新の技術や事例に触れることで、各企業は自社の課題解決や未来への展望を具体的に描き出すことができるのではないでしょうか。
また、特別講演会や出展者セミナーでは、専門家による深い知見や最新の技術動向を学ぶことができます。これらの情報を参考に、自社の事業戦略や技術開発の方向性を再考する機会にも繋がるでしょう。
「持続可能なプラントEXPO 2024」は、単なる展示会ではなく、持続可能な社会の実現に向けて、産業界全体で連携し、共に未来を創造するためのプラットフォームとなることを期待しています。