和菓子離れを食い止める
2025-10-06 17:06:22

地域創生と若者の和菓子離れを食い止める新たな挑戦

地域創生と和菓子の新たな試み



近畿大学経営学部の学生たちが、京都府精華町にある知名度の高い和菓子店「御生菓子司ふたば」と手を組み、新たな和菓子を開発しました。その名も、精華町特産のケールを使用した「精華ロール」と、「黒豆ロール」です。これらは、2025年10月12日(日)に開催される「せいか祭り」での限定商品として販売されます。

若者の和菓子離れに対する挑戦



最近、和菓子は若者の間で親しまれづらくなっています。その主な原因として、実際に和菓子店に入るのがハードルとして感じられている点が挙げられます。この問題に対処すべく、松本誠一准教授のゼミでは「和菓子っぽすぎない」デザインと若者に親しみやすいプロモーションを目指しました。

新商品「精華ロール」と「黒豆ロール」の特長



今回の新作は、単なる和菓子の枠にとどまらず、洋菓子の要素も取り入れたロールケーキ風の仕上がりです。「精華ロール」は、ふわっとした生地にケールを練り込みつつ、あんこを巻き込んでいます。一口食べるごとに精華町の風味を感じられ、和菓子の魅力を現代風にアレンジしています。一方、「黒豆ロール」は、黒豆をふんだんに使い、そのホクホクとした食感と優しい甘さで、多くのファンに支持されています。

昨年の「せいか祭り」において、来場者からのアンケートで洋菓子の楽しさを和菓子にも取り入れたいという意見が寄せられたことが、新商品の開発につながりました。

学生たちの実践的な学びと地域への貢献



松本ゼミの学生たちは、この商品開発において商品企画から試作、パッケージ制作、販売促進に至るまでの全てを手がけています。実際に地域の特産品を使用することで、精華町の魅力を伝えつつ、若者達が和菓子をより身近に感じられるように工夫しています。

「せいか祭り」は、精華町の地域最大のイベントであり、たくさんの観客が訪れるため、学生たちにとっても貴重な経験の場となります。経営学部の商学科に在籍する広瀬愛実さんは、プロジェクトリーダーとして「精華ロール」の開発に情熱を注いでいます。彼女の言葉からは、地域への愛着や新しい挑戦への期待が伝わってきます。

販売情報と今後の展望



販売は、2025年10月12日(日)に精華町のけいはんな記念公園で行われ、各商品の販売数は限定200個です。販売時間は9時30分から15時30分までで、価格は各300円(税込)です。売り切れ次第、販売は終了となりますので、ぜひお見逃しなく!

松本ゼミは、今後も地域との連携を深めながら、新たな商品開発に挑戦し続ける意欲を燃やしています。若者の和菓子離れという課題への処方箋として、実学を通じた地域創生が今後どのように展開されていくのか、今から注目が高まります。

お問い合わせ情報



詳しい情報や購入方法については、御生菓子司ふたばの精華町店までお問い合わせください。電話番号は(0774)29-4529です。

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