「THE DAYS」- 戦後日本を揺るがす原発事故のドラマ
福島第一原発事故を扱ったドラマ「THE DAYS」が、9月18日(水)にブルーレイコンプリート・ボックスをリリースし、同日からDVDレンタルもスタートします。すでにデジタル配信は7月24日から始まっており、多くの視聴者の注目を集めています。本作は、2011年3月11日に発生したマグニチュード9.0の地震と、それに引き続く大津波がもたらした福島原発事故を壮大かつ臨場感たっぷりに描いています。
このシリーズは、東日本大震災以降の日本が直面した危機を、安易な英雄譚や美談ではなく、複数の視点からリアルに描写しています。福島原発の所長を演じるのは、名優である役所広司。彼は、全電源喪失という前代未聞の危機に直面する現場リーダーの葛藤や重責を、見事に表現しています。さらに、集中制御室の当直長を竹野内豊が演じ、内閣総理大臣役には小日向文世、原発運転員には小林薫がキャスティングされています。
キャストとスタッフの強力タッグ
「THE DAYS」には、名優たちが集結しており、ベテランから若手まで多彩なキャストが作品の迫真性を引き上げています。事故当時行方不明になった若手運転員の母役と父役には、石田ゆり子と遠藤憲一が登場し、彼らの存在が物語に深みを与えています。
また、企画と脚本の増本淳は、以前から社会派ドラマを多数手がけ、名作を世に送り出してきました。彼が監修することで、リアリティあふれる作品に仕上がっています。監督は「コード・ブルー」シリーズで知られる西浦正記と、「リング」シリーズの中田秀夫が務めており、彼らの手腕によって本作はさらに際立っています。
事故の背景と視点の交錯
2011年3月11日、三陸沖を震源とした地震の後、大津波が福島第一原発を襲いました。この事故は、全電源が喪失し、4基の原子炉が制御不能になるという前代未聞の事態を引き起こしました。国際原子力事象評価尺度においては、チェルノブイリと同じ最も深刻な“レベル7”に分類される、史上最悪の原発事故となりました。
このドラマでは、日本政府、電力会社、現場の人々という3つの視点が交錯し、一つの真実に迫ります。視聴者は、臨場感あふれる演出と共に、あの日何が起こったのかを常に考えさせられるでしょう。
「THE DAYS」の購入と視聴方法
ブルーレイコンプリート・ボックスには、36ページにわたるスタッフおよびキャストへのインタビューや、貴重なプロダクションノートも収録されており、ファン必見の内容です。価格は¥26,400(税込)です。また、レンタルDVDも各種用意されており、デジタルセルおよびデジタルレンタルも可能です。
「THE DAYS」は、福島第一原子力発電所事故をただの過去の出来事として扱わず、今もなお私たちに問いを投げかけてきます。ぜひ、このタイミングでリアリティと迫力あふれるドラマを体験してみてはいかがでしょうか。