静岡県看護協会が「ZEST」を導入し訪問看護のDXを実現

静岡県看護協会が運営する訪問看護ステーションが、株式会社ゼストの提供するデジタルプラットフォーム『ZEST』を導入し、業務の効率化を図りました。この取り組みにより、訪問スケジュール作成時間が75%も削減され、訪問管理の精度が向上したとされています。

ZEST導入の背景

従来、訪問看護ステーションではホワイトボードや紙を使ってスケジュールを管理していました。訪問看護には頻繁な変更が伴うため、これらの従来型の方法では、抜け漏れや連絡ミスが発生しやすく、業務の効率性が損なわれていました。そこで、静岡県看護協会は、より効果的なスケジュール管理ができるツールを求め、他社の成功事例を参考にして『ZEST』の導入に至りました。

ZEST導入の効果

「ZEST」を導入することにより、訪問スケジュールの作成にかかる時間が大幅に短縮され、特に日々の変更への対応がスムーズになりました。具体的には、従来の16時間以上かかっていたスケジュール作成が、今では1時間程度で完了するようになりました。さらに、提供票の形式と同じ画面表示により、サービス内容のチェックや管理が格段に楽になり、訪問の抜け漏れが完全になくなったのです。

スタッフの声

静岡県看護協会の常務理事、松井順子様は「ZEST導入によって、訪問看護ステーションのスケジュール管理が効率化された。これにより、スタッフは安心して訪問看護に専念することができ、ケアの質も向上する」と述べています。さらに、訪問看護ステーションのスタッフたちも、初期の不安を乗り越え、今ではこのシステムが業務に不可欠であると語っています。