トヨタ自動車 GRパワトレ開発部がzaicoの導入を決定
トヨタ自動車のGRパワトレ開発部門が、株式会社ZAICOのクラウド在庫管理システム「zaico」を導入したことを発表しました。この運用によって、トヨタは約8,000種類に及ぶ30万点超のパワートレイン部品を管理することができます。これまでは社内開発の在庫管理システムを利用していましたが、内製システムにはメンテナンスやバージョンアップのためのコストがかかり、課題でした。
導入の背景
GRパワトレ開発部では、従来のシステムの維持費を削減しつつ、効率的な運用を確保するために、zaicoの導入を決定しました。このシステムは従来の運用からスムーズに移行できることが大きな魅力でした。
zaicoを選んだ理由
トヨタがzaicoを選定した理由には、次のような点が挙げられます。
1.
QRコードを利用する運用がそのまま継続可能
2.
操作がしやすい画面設計
3.
システムの応答速度が速い
特に、QRコードの活用により、従来の在庫管理方法を維持できることが重要でした。
本格運用の様子
新たにzaicoを導入した結果、GRパワトレ開発部は以下のような運用を行っています。
- - 約8,000種類、合計30万点を超えるパワートレイン部品をzaicoに登録・管理。
- - 倉庫内の各棚には棚番号が付与され、部品の保管場所としてzaicoに登録されます。
- - 部品ごとにQRコードを作成し、適切に貼付して管理。
zaicoのスマートフォンアプリを活用することで、QRコードをスキャンし、部品の出庫登録や棚卸作業を行うことが可能です。これにより、効率も大幅に向上しています。
今後の展望
トヨタ自動車のGRパワトレ開発部は、今後も現場をより使いやすくするために数々の機能アップデートを予定しており、顧客サポートも一層充実させる方針です。zaicoの導入により、在庫管理のプロセスはより先進的なものへと進化します。
zaicoとは
zaicoは、リアルタイムで在庫状況を確認可能なクラウドベースの在庫管理システムです。これにより、欠品や過剰在庫を防ぎ、効率的な入出庫管理や棚卸を実現します。直感的な操作性や高いカスタマイズ性から、様々な業界で高い評価を得ており、登録社数は18万社に達しています。利用者からは92%の継続利用率を誇ります。
株式会社ZAICOについて
ZAICOは「モノの情報を集め、整理し、提供することで社会の効率を向上させる」というビジョンを持ち、2016年からzaicoを開発してきました。最新の技術を駆使して、在庫管理の省力化や自動化を進めています。社員は全員リモート勤務を実施しており、場所にとらわれない働き方を実現しています。
この新たな在庫管理システムの導入は、トヨタ自動車にとって大きな変革であり、zaicoはその一翼を担う存在となっています。