クリアファイルを防災グッズに!愛知県西尾市の新プロジェクト
愛知県の西尾市では、全国初となるクリアファイルのアップサイクルプロジェクトが進行中です。このプロジェクトでは、不要になったクリアファイルを回収し、新たに「防災・防犯ホイッスル」として生まれ変わらせる試みが行われます。
重要な資源を無駄にしない
生活の中で頻繁に目にするクリアファイルは、使わなくなると簡単に捨てられてしまいがちです。しかし、このプラスチック製品も貴重な資源です。このプロジェクトにより、県民たちの意識が高まり、個々の小さな実践が大きな変化につながることを目指しています。
目標は4,000枚!
プロジェクトでは、2025年8月20日(水)までに、西尾市内で目標とする4,000枚のクリアファイルを回収する計画です。集められたファイルから、2,000個の防災・防犯ホイッスルが製造される予定で、完成は今年の12月を見込んでいます。
これらのホイッスルは、「市の防災講座」やプロジェクトに参加している企業のノベルティとして配布されます。住民の安全を守るために役立てられるのです。
パートナーシップに基づく実施
本プロジェクトは、「にしおSDGsパートナー登録制度」に基づいており、西尾市と連携した複数のパートナーによって推進されています。具体的には、㈱エムアイシーグループを中心とし、さまざまな企業や団体が参加しています。特に注目すべきは、西尾市立東部中学校の生徒たちです。
この中学校の1年A組では、7月11日からの1週間、クリアファイルの回収に取り組み、144枚が集まりました。参加した生徒たちは、「行動してみて初めてわかることが多かった」と感想を述べ、プロジェクトへの理解を深めました。
市内企業との協力
さらにこのプロジェクトでは、地域の就労継続支援A型事業所『こあこいろ』とも連携し、ホイッスル制作の一部作業を行っています。地域の企業からの支援もあり、市内民間企業がこのプロジェクトに必要な経費を負担してくれるため、双方にとってメリットのある取り組みとなっています。
回収箱設置のお知らせ
クリアファイルの回収は、市役所や図書館など市内の10箇所に専用回収箱を設置して行われています。以下の場所でクリアファイルを集めています。
- - 市役所(市民課前、秘書政策課窓口)
- - 西尾駅(おいでっき)
- - 図書館(本館・一色・吉良・幡豆)
- - ホワイトウェイブ21(吉良)
- - ファーマーズガーデン(福地)
- - 西尾自動車学校(八ツ面)
皆さんが不要になったクリアファイルをぜひお持ち寄りください!
最後に
このプロジェクトは、人々が持つ資源の可能性を再確認させる素晴らしい機会です。クリアファイルが単なる廃棄物でなく、誰かの安全を守るための道具へと生まれ変わることは、私たちの環境意識を高める良いモデルケースとなるでしょう。最終的に、地域共通の目標であるSDGs達成に向けた一助となることを期待しています。
ご質問や情報提供については、西尾市総合政策部秘書政策課までお問い合わせください。この活動を通じて、私たち一人一人が意識を変えていくことが求められています。