男性特有の健康課題に挑むMenLabの取り組み
MenLab株式会社は、男性特有の健康問題に焦点を当て、「男性コンディション可視化」プロジェクトを通じて新しい健康経営モデルを確立しています。この活動は、特に男性更年期に起因するさまざまな健康不調に対抗するもので、企業や自治体向けに広がっています。
健康経営の重要性
近年、健康経営や人的資本経営に対する注目が集まる一方で、働く男性たちの間で「疲れやすい」や「集中力が続かない」といった不調を抱えるケースが増加しています。これらの不調は時には、本人が気づかないまま放置され、医療機関の受診をためらう大きな要因となっています。MenLabは「気づき → 可視化 → 行動変容 → 適切な医療接続」という流れに基づいて、持続可能な健康を促進する取り組みを展開しています。
男性コンディション可視化の手法
MenLabが取り組む「男性コンディション可視化」は、以下の手法を駆使しています。
- - 男性更年期セルフチェック(AMSスコア)
- - プレゼンティーズム調査
- - 医療機関での血液検査
- - PHR(Personal Health Record)の活用
これらを組み合わせることで、単なる健康状態の把握以上の価値を提供し、男性たちが自分の健康状態を理解し、正しい行動を選択できるようサポートしています。
なぜ男性の健康に注目するのか
男性更年期(LOH症候群)は、加齢やストレスから男性ホルモン(テストステロン)が低下することが要因で、疲労感や集中力低下、意欲の減退など、さまざまな症状を引き起こします。男性は仕事を理由に不調を隠しがちで、周囲もその問題に気づきにくい傾向があります。結果として、医療機関への受診が遅れたり、生産性の低下が生じたりすることが多いのです。このような背景から、MenLabは「男性コンディション」という新しい観点を持ち込み、健康課題の可視化を進めています。
パソナグループでの実証施策
2026年に、MenLabは株式会社パソナの社内で実施した実証施策が注目されています。この施策では、オンラインセミナーやAMSスコアを利用したセルフチェック、プレゼンティーズム調査、血液検査への導線を整備しました。92名が参加したセミナーでは、参加者の約70%が男性だったことから、健康への示唆が感じ取れたといいます。
参加者からは「自分の不調を男性更年期と結びつけられた」「検査を受けたくなった」「家族にもこの事実を知ってほしい」といった声が寄せられ、潜在的なニーズの高さが浮き彫りになりました。検査を実際に受診した人もおり、単なる知識提供に留まらず、実際の行動変容を促すプロセスが見え始めています。
健康経営の未来
これまでの健康経営は、「実施したか」の評価が重視されてきましたが、今後は「従業員の行動が変わったか」「生産性が向上したか」が重要視されると考えています。MenLabは、これを実現するための新しい指標を提案し、健康経営を「管理」から「改善」の時代へと進化させるための取り組みを続けています。内外部データを統合し、一人ひとりの健康状態を可視化するための基盤を固めていくのです。
代表の松浦の思い
MenLabの代表、松浦良彦氏は自身の40代での男性更年期経験から、男性特有の健康問題が十分に認知されていないことの重要性を実感しました。同様の健康問題を抱えながらも適切なサポートを受けることが難しい男性が多く存在するため、MenLabはその可視化と行動変容を目指しています。今後も企業や医療機関との連携を深めながら、次世代の予防医療インフラの構築を進めていく方針です。
会社概要
会社名: MenLab株式会社
代表者: 松浦良彦
事業内容: 男性コンディション可視化プラットフォーム事業
お問い合わせ
E-mail: [email protected]
URL: MenLab公式サイト