栗原莞爾展「THE CITY」が新宿高島屋で開催
新宿高島屋にて、栗原莞爾の個展「栗原莞爾展 ―THE CITY―」が12月29日(月)から2026年1月12日(月・祝)まで開催される。これまでの彼の作品とは一線を画する、都市の二面性を探る新作が登場する。
栗原莞爾氏は、1993年に神奈川県で生まれ、2022年には東京藝術大学大学院美術教育研究室を修了した新進気鋭の作家。彼は、第70回東京藝術大学卒業・修了作品展で受賞した「早暁賞」を受け、次世代を担うアーティストとしての期待が高まっている。
彼の作品は、写真やデジタル画像を駆使し、コラージュすることによって、現代の都市風景を生き生きと描写する独自の手法が特徴だ。熱転写シートを絵の具として使い、鮮やかな色彩で新たな都市の姿を表現している。
本展では、「新宿」と「大阪」という二つの都市に焦点を当てた新作27点が展示される。栗原氏は、都市が歴史、文化、自然、そして人々の営みをいかに反映しているかを巧みに表現。さらに、最近ではSNSなどの仮想空間が都市の物理的な側面をも変容させ、見えるものと見えないもの、現実と仮想が交錯する様を描き出す。
新宿をテーマにした作品
サイズ: 高さ50cm × 幅65.2cm
サイズ: 高さ33.3cm × 幅45.5cm
サイズ: 高さ41cm × 幅27.3cm
これらの作品はそれぞれ、新宿の持つ多様性や、都市の生活のリズムを反映したもの。特に「THE CITY -Shinjuku-」は、繁華街としての新宿の活気を捉えた魅力的な作品だ。
大阪をテーマにした作品
サイズ: 高さ50cm × 幅65.2cm
サイズ: 高さ41cm × 幅27.3cm
サイズ: 高さ41cm × 幅27.3cm
大阪の作品も同様に、都市に生きる人々の生活や文化を描いている。特に、「THE CITY -Osaka-」は、大阪独自のエネルギーと多様性を表現した作品だ。
栗原氏の芸術は、観る人々に新しい視点を提供し、現代都市が持つ多層的な文化を体感させる。展覧会は新宿高島屋の10階美術画廊で行われ、最終日は午後4時に閉場するので、訪問の際は注意が必要だ。
興味のある方は、ぜひ新宿高島屋のウェブサイトや直接の問い合わせにて詳細を確認してみてほしい。