レニショー、新しい工作機械用プローブを発表
レニショー株式会社が、この度新たに登場する工作機械向けのプローブとして、超音波厚さ計測を行う「RUP60」と、多機能な「RMP400S」を発表しました。これらの製品は、製造現場での品質保証と生産性の向上を両立させるために設計されています。特に、オンマシンでの非破壊計測技術を採用したRUP60と、複数の計測機能を1台に集約したRMP400Sは、その革新性に注目です。
RUP60:オンマシン超音波厚さ計測プローブ
RUP60は、初めて工作機械向けに導入されたオンマシン超音波厚さ計測のプローブです。このプローブを使うことで、通常では計測が難しい大型ワークの厚さが、工作機械の上で直接測定できるため、効率的なプロセスが実現します。従来の専用計測装置への移動や手作業での測定が必要なくなることで、時間の節約と計測精度の向上が期待できます。
このプローブは、幅広い厚さの測定が可能で、0.7mmから30mmまでを1本のスタイラスで対応します。また、過酷な環境下でも安定して動作するための堅牢性を兼ね備えています。最新のQE無線通信プロトコルを使用して、工作機械のコントローラと通信が行えるため、導入後も安心です。
さらに、レニショーの各種ソフトウェア、例えばInspection PlusやSet and Inspect、Renishaw Centralなどとの連携が可能で、これにより既存プロセスへもスムーズに導入することができる点が特徴です。
RMP400S:多目的プローブ
次に紹介するRMP400Sは、タッチトリガー計測、スキャニング計測、表面粗さ計測を一つのボディに凝縮した多機能なプローブです。レニショーの独自技術「RENGAGE™」を用い、繰り返し精度は0.25µm(2σ値)、さらに表面粗さはRa 0.5µmを達成しています。これにより、タッチトリガーによる正確な測定と高精度なスキャニングが実現できます。
RMP400Sは高密度なスキャニングデータを取得することが可能で、フォームや平面度、粗さ、うねりに関する評価を行う際に役立ちます。これらの計測は、製品の表面品質をより適切に検証するために重要な役割を果たします。
プログラムの作成はInspection Plusを使用し、Set and Inspectにも対応。ユーザーはGコードに関する深い知識がなくても直感的にプログラムを作成できるため、効率的な運用が期待されます。また、既存のレニショー製タッチプローブからの置き換えにも対応し、Renishaw Centralを含むデータ管理環境と整合性を持たせることが可能です。
今後の展望
両方の製品、RUP60とRMP400Sは、工程内での計測能力を向上させ、レニショーが目指す品質向上や生産効率改善の手助けをします。また、これらの製品は2026年10月に開催されるJIMTOF 2026で、レニショーブースで国内初公開される予定です。
会社概要
レニショー株式会社は、計測、位置決め、製造技術の分野で世界的なエンジニアリングテクノロジー企業として知られています。工作機械用プローブや、3D測定機用プローブ、精度測定システムなど、さまざまな製品を提供しています。混乱した製造環境でも、安定した性能を発揮する製品群で、今後も現場における計測ソリューションのリーダーとして活躍していくことでしょう。
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