STYLYと滋慶学園COMが新たな映像クリエイター育成プロジェクトを発表
近年、イマーシブ映像の需要が急速に高まっています。株式会社STYLY(東京都)と滋慶学園COMグループは、今後数年でこの分野で活躍できる新たな人材を育成するプロジェクト、「Immersive Media Lab++(イマーシブ・メディア・ラボ)」をスタートします。この取り組みは、文化庁の補助金を受けて運営され、さまざまなメディアや技術を横断的に学べるカリキュラムを構築することを目指しています。
プロジェクトの背景
イマーシブ体験施設は、ストーリーテリングやビジュアルデザイン、シミュレーションなど、多岐にわたる技術や表現方法を駆使して、ユーザーに強い印象を与えるコンテンツを提供しています。しかし、こうした映像の制作に必要なスキルを持つプロフェッショナルは依然として少なく、特にXRやCG、空間デザインを横断的に扱える人材は不足気味です。そこで、本プロジェクトを通じてスキルを兼ね備えた映像クリエイターを育てることが急務だとされています。
プロジェクトの内容
「Immersive Media Lab++」では、XR・映像・建築・アートの各分野の専門家を招いた実践的なカリキュラムを提供します。このプログラムには、国外の教育機関や文化施設との連携を通じた国際的な活躍の機会も含まれており、全体的な教育モデルは2025年から始まります。特に初年度の2025〜2026年には、シンポジウムや有識者インタビューも行われ、2027年から正式なカリキュラムがスタートする予定です。
教育カリキュラムについて
具体的なカリキュラムは、滋慶学園COMの講師陣とプロジェクトチームが共同で開発し、最新のイマーシブ映像制作に必要なスキルを整理していく予定です。2025年には学生向けハッカソンも実施し、その結果を踏まえながらカリキュラムの試験運用を行います。最終的には、2026年からゼミ形式で授業を展開し、4年目には正式専攻としてのスタートを目指します。
講師陣の紹介
プロジェクトには、国内外で実績のある講師が参加し、最新のイマーシブ映像制作技術を教えます。例えば、株式会社STYLYの執行役員である野村つよし氏は、AR関連技術の開発を手がけた経験を活かした指導を行います。また、XRコンテンツプロデューサー兼ディレクターの待場勝利氏も、国内外の映画祭で多くの賞を受賞しており、彼の知見は非常に貴重です。
プロジェクトの展望
「Immersive Media Lab++」は、単なる映像制作プロジェクトに留まらず、デジタルとフィジカルの融合による新しい表現を模索する場でもあります。多様なバックグラウンドを持つクリエイターが集い、これまでにない映像体験を作り出す力を育てることを目指しています。今後は、MIT Reality Hackとの連携プログラムや海外での展示機会を提供し、グローバルな視点からのクリエイションを促進します。
初回トークセッションの実施
2025年11月30日には、東京都渋谷区にて開催される「第2回 テクニカルディレクションアワード」イベント内で、本プロジェクトの関連トークセッションも予定されています。このイベントは、イマーシブコンテンツのクリエイター育成についての意見交換の場として多くの関係者が集まる予定です。
この取り組みを通じて、イマーシブ映像の新時代を築く学生たちが育っていくことを期待しています。