ラグビー界から環境問題へ!静岡ブルーレヴズが『HEROs PLEDGE』に参画
静岡ブルーレヴズは、公益財団法人日本財団が行う「HEROs PLEDGE」に、新たなパートナー団体として参画することを発表しました。ラグビー団体としては初の取り組みで、スポーツ界全体で使い捨てプラスチックごみの削減を目指すプロジェクトです。
「HEROs PLEDGE」は、日本財団がアスリートと共に社会課題解決の輪を広げていくことを目的とする「HEROs~Sportsmanship for the future~」の一環として、2024年3月28日に始動しました。すでに33名のアスリート、11組のスポーツ関連団体が参画しており、静岡ブルーレヴズは12番目のパートナー団体となります。
静岡ブルーレヴズは、社会課題解決を目的としたプロジェクト『SCRUM Action』を展開しており、「Ecology(脱プラスチック、カーボンユートラル)」「Food(フードロス、食育、地産地消)」「Diversity(国際交流、障がい者支援、LGBTQ)」の3つの重点テーマを掲げています。
今回の「HEROs PLEDGE」への参画は、この重点テーマの一つである「Ecology」を加速させるための重要な一歩です。静岡ブルーレヴズは、昨年、パートナーアスリートである五郎丸歩氏と連携し、リーグワンの試合における使い捨てプラスチックの量や種類を測定する実地調査を実施しました。その結果を踏まえ、環境問題に対する意識を高め、具体的な行動に移すことを決意しました。
静岡ブルーレヴズは、「HEROs PLEDGE」を通じて、ラグビー界だけでなく、ファンや地域住民全体に、使い捨てプラスチック削減の重要性を訴え、環境問題解決に向けて共に進んでいきたいと考えています。
具体的な取り組みは?
「HEROs PLEDGE」では、2027年度末までに主要スポーツの興行における使い捨てプラスチックごみの半減を目標としています。具体的な取り組みとしては、以下の3点が挙げられます。
1.
アスリートによる啓発活動: パートナーアスリートが、自らの経験や考えを基に、使い捨てプラスチック削減の必要性や具体的な行動をファンに発信します。
2.
ファン参加型の取り組み: スポーツ関連団体と連携し、ファン参加型のイベントやキャンペーンを実施することで、環境問題への意識向上を促進します。
3.
情報発信: 「HEROs PLEDGE」特設サイトやSNSを活用し、使い捨てプラスチック問題に関する情報発信を行い、一般生活者への意識啓発を図ります。
静岡ブルーレヴズが目指す未来
静岡ブルーレヴズは、「HEROs PLEDGE」への参画を通して、ラグビー界における環境問題への意識改革をリードしていくことを目指しています。
スポーツクラブが地域社会のハブとなり、ファンを中心とした地域住民の方々に環境問題へのアクションを起こすきっかけを作り出すことで、地域全体で持続可能な社会の実現を目指します。
関係者のコメント
静岡ブルーレヴズ(株)経営企画室 室長 竹中 大也氏
「この度、ラグビー団体としては初めて、HEROs PLEDGEにパートナーとして参画させていただくことを大変光栄に思います。日本財団様にはこれまでも、『試合会場でのごみ廃棄量調査』などの様々な取組みにご協力いただいておりました。弊クラブとしても、HEROs PLEDGEへの参画を契機に、これまで以上に使い捨てプラスチックごみの削減に取組んでまいります。また、スポーツクラブがハブとなって、ファンを中心とした地域住民の方々が環境問題にアクションを起こすきっかけを作り出すことで、地域全体の課題解決にも寄与していきたいと考えております。」
『HEROs PLEDGE』について
「HEROs PLEDGE」は、地球規模で深刻化する環境問題の解決に向けて、スポーツ界が一体となって取り組むプロジェクトです。海洋汚染や異常気象など、深刻化する地球環境問題の原因の一つとして、使い捨てプラスチックごみが挙げられています。「HEROs PLEDGE」は、スポーツの興行において、使い捨てプラスチックごみの削減を目指す、スポーツ界横断のプロジェクトです。
アスリートやチームが率先して行動することで、ファン一人ひとりが環境問題に対して意識を高め、アクションを起こすきっかけを作り出すことを目指しています。