GHG排出量データ連携強化
2024-06-26 19:32:12

脱炭素化に向けた連携強化!ゼロボード、鈴与商事、ウイングアーク1stがGHG排出量データ連携で協業

株式会社ゼロボードは、鈴与商事株式会社およびウイングアーク1st株式会社と温室効果ガス排出量データ連携に関する基本合意を締結したと発表しました。この合意により、ゼロボードが提供するGHG排出量算定・可視化ソリューション「Zeroboard」と、鈴与商事およびウイングアーク1stが共同で提供する「EcoNiPass」のサービス間で、相互にGHG排出量のデータ連携が可能となります。

このデータ連携によって、ユーザー企業のGHG排出量データを両サービス間で受け渡すことが可能となり、従来の業界平均値に基づく排出原単位を用いた算定に加え、サプライヤ企業固有の排出量データに基づく算定も簡易に行うことができます。これにより、企業努力によるGHG削減効果を明確化し、サプライチェーン全体でのGHG排出量削減を支援することが期待されます。

さらに、ゼロボードと鈴与商事の2社間では「Zeroboard」および「EcoNiPass」の営業支援に関する業務提携契約を締結しており、鈴与商事は同社顧客企業に対して「Zeroboard」の提案も行う予定です。

「EcoNiPass」は、鈴与商事とウイングアーク1stが共同で提供しているCO2排出量可視化プラットフォームです。低価格帯であるだけでなく、取引先にCO2排出量データを連携するサプライヤー向けのプランも有していることを強みに、脱炭素化への取り組みへの予算を割きづらい中小・中堅企業を中心に導入されています。

一方、ゼロボードが提供する「Zeroboard」は、国内外にグループ企業やサプライチェーンを持つ製造業を中心としたさまざまな規模の企業に導入されており、Scope 1〜3からカーボンフットプリント(CFP)の算定はもちろんのこと、データの精緻化や算定の高度化に取り組む企業に評価されています。さらに、システム提供とともに排出量算定や削減活動への支援など、脱炭素経営のノウハウと知見を提供することで、企業の脱炭素化を支援しています。

2030年GHG排出量の削減目標の達成や、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、先進的にGHG排出量の削減に取り組んでいる一部の企業だけでなく、サプライチェーンを巻き込んだ産業全体の取り組みとして、脱炭素化を推進することが重要です。今回の合意により、両サービス間で GHG 排出量のデータ連携を可能にすることで、排出量の可視化・削減に取り組む企業の裾野を広げるとともに、サプライチェーン全体での脱炭素化を実現していくことを目指しています。
ゼロボード、鈴与商事、ウイングアーク1stの3社によるGHG排出量データ連携の合意は、企業の脱炭素化を促進する上で画期的な取り組みと言えるでしょう。特に、サプライチェーン全体でのGHG排出量削減を支援するという点は、従来の取り組みでは実現が難しかった点であり、大きな意義を持つと言えます。

「EcoNiPass」と「Zeroboard」という異なるサービスを連携させることで、中小企業から大企業まで、幅広い企業がそれぞれの規模や課題に合わせて脱炭素化に取り組むことが可能になる点が魅力的です。特に、中小企業にとって、コストや業務負担を抑えながら排出量を可視化し、削減に向けた取り組みを進められる点は大きなメリットとなります。

また、今回の合意は、企業間連携による脱炭素化の取り組みを加速させる効果も期待できます。3社がそれぞれの強みを生かし、連携することで、より効果的にサプライチェーン全体での脱炭素化を推進していくことが期待されます。

今後は、この3社の連携が、他の企業にも波及し、脱炭素化に向けた取り組みが加速していくことを期待しています。

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