ヒューマノイドロボットPUDU D9
2024-12-20 11:30:16

PUDUが新たに開発した完全ヒューマノイドロボット「PUDU D9」とは

PUDUが新たに発表した完全ヒューマノイドロボット「PUDU D9」



中国深センに本社を構えるPudu Robotics(以下PUDU)は、同社初の完全ヒューマノイドロボット「PUDU D9」を発表しました。このロボットは、先月発表されたセミヒューマノイド型の「PUDU D7」と、5本指を持つロボットハンド「PUDU DH11」に続く、PUDUの最新の研究開発成果です。ヒューマノイドロボット市場に新風を吹き込むこの製品は、商業化の準備を進めており、予約販売も近く開始される予定です。

PUDU D9の特長



「PUDU D9」は人間そっくりの形状をしており、「人間として生まれる」というコンセプトがデザインの真髄にあります。以下に、このロボットの主な特長を紹介します。

1. 高度な移動能力



PUDU D9は、成人と同じ速度で二足歩行を行い、様々な地形に適応可能です。階段や坂、凹凸のある道でもスムーズに移動できる能力を備えています。さらに、超軽量で静かな歩行を実現するために独自のアルゴリズムを搭載しており、騒音が気になる環境でも安心です。視覚ナビゲーション技術によって、周囲の地形情報をリアルタイムで把握し、障害物を避けながら移動することができます。

2. 人間のような身体的特徴



身長170cm、体重65kgという全体的なシルエットを持ち、関節数は42、荷重対応のための7自由度を持つロボットアームも2本装備しています。これにより、様々なタスクを計画し、実行することができます。タスク実行のデモ動画では、PUDUの清掃ロボット「PUDU SH1」を操作し、見事に床掃除を遂行する様子が見られます。

3. 多様な感覚機能



PUDU D9は、視覚、触覚、力覚、聴覚を搭載しており、人間と同等のインタラクションが可能です。高精度のセンサーが周囲の情報を集約し、大規模言語モデルと連携して、自然なコミュニケーションを実現します。これにより、より良いサービスを提供できる能力を持っています。

PUDUのビジョン



PUDUの創設者でありCEOの張涛氏は、商用サービスロボット産業が進化し、産業用ロボット、セミヒューマノイド、ヒューマノイドロボットの3形態が今後のエコシステムを形成すると予測しています。それぞれのロボットが異なるタスクを効率的にこなし、補完し合うことで、より多くの課題に対応することが期待されています。

  • - 産業用ロボット: 単一の高負荷タスクに特化。物品輸送や清掃など、効率的に利用できる。
  • - セミヒューマノイドロボット: 産業用ロボットとヒューマノイドロボットの特性を融合。実験や工業生産に適した汎用性。
  • - ヒューマノイドロボット: 高度に多様なタスクに対応。家庭や接客業での利用が見込まれます。

将来への期待



「PUDU D9」の誕生により、PUDUは完全にヒューマノイドロボット市場に参入することとなります。PUDUは、顧客の要望に基づいた製品開発を継続し、商用化の加速を図っていく方針です。これからも、人々がロボット技術による新たな利便性を享受できる社会の実現を目指します。

Pudu Roboticsについて



Pudu Roboticsは、設計から生産までを行う商用サービスロボットの専門企業です。既に60カ国以上に8万台以上のロボットを展開し、様々な業界で活躍しています。製品の詳細や情報は、PUDUの公式SNSを利用して更新されています。FacebookやYouTubeなどで随時情報発信を行っていますので、ぜひチェックしてみてください。


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会社情報

会社名
Pudu Technology Inc.
住所
東京都中央区入船1丁目9-8ピエノアーク入船8F
電話番号
03-6262-8308

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