岐阜のSDGs連携事業
2024-01-25 16:00:11
岐阜信用金庫とヒトノネ、地域活性化に向けたSDGs連携で業務提携
岐阜信用金庫とヒトノネ、地域企業のSDGs推進を支援する画期的な業務提携
岐阜信用金庫と一般社団法人ヒトノネは、地域企業のSDGs推進を目的とした包括的な業務提携を発表しました。この連携により、岐阜地域の企業は、SDGsを起点としたブランディング強化と人材育成という二つの大きな課題に対し、効果的な支援を受けることができるようになります。
岐阜信用金庫はこれまで、地域の企業に対し、SDGs宣言書作成支援、健康経営優良法人認定取得支援、ポジティブ・インパクト・ファイナンス実行支援など、多岐にわたるサポートを提供してきました。一方、一般社団法人ヒトノネは、岐阜市で子ども向け職業体験や探究型学童保育などを展開しており、地域の子どもたちの育成に貢献しています。
今回の業務提携では、ヒトノネが持つ教育ノウハウと、岐阜信用金庫の地域企業ネットワークを融合。子どもたちを対象とした職業体験講座などを開催することで、地元企業は自社のSDGsへの取り組みをPRし、同時に人材育成・採用活動にも繋げることが可能になります。
企業支援の具体的な内容
提携を通して提供されるサービスは、企業のニーズに合わせた多様な内容となっています。具体的には、以下の5つの主要なサービスが提供されます。
1. 採用力強化支援サービス: 子供たちへの職業体験を通して、企業の魅力を効果的に発信し、優秀な人材の確保を支援します。
2. 営業部・ブランディング支援サービス: 企業の強みや理念を明確化し、SDGsへの取り組みを効果的にPRすることで、ブランドイメージの向上を図ります。
3. マネジメント力強化支援サービス: 従業員の自己理解やモチベーション向上を促し、企業全体のマネジメント能力の強化を支援します。
4. キャリア支援サービス: 従業員のキャリア開発をサポートし、個々の能力を最大限に活かせる環境づくりを支援します。
5. メンタルヘルス顧問: 従業員のメンタルヘルスをサポートし、働きやすい職場環境づくりを支援します。
ヒアリングから成果創出までの流れ
サービス提供のプロセスは、まず企業へのヒアリングから始まります。企業の強みや存在意義、働きやすさなどを明確化することで、子どもたちに分かりやすく伝えるための基盤を構築します。その後、プロジェクトに関わる従業員の理念浸透、自己理解、ロイヤリティの醸成を促し、SDGsへの取り組みを地域社会やステークホルダー、求職者へと効果的に発信するための準備を進めていきます。
ヒトノネの取り組み
2018年設立のヒトノネは、岐阜市において、学童保育、障害児向け放課後等デイサービス、不登校・障害児向け個別指導、中高生向け居場所事業など幅広く展開。年間1000名以上の児童・生徒が利用し、職業体験講座や学習支援など多彩なプログラムを提供しています。キャリアコンサルタント、公認心理師など専門性の高い人材が在籍しており、子どもや保護者への支援に加え、企業との連携による講座企画や研修、PR支援にも実績があります。
地域課題と連携の意義
岐阜市の中学3年生を対象としたアンケート調査では、「失敗を恐れないで挑戦している」「夢や目標がある」という項目で全国平均を下回る結果が出ています。この背景には、体験的な学びの機会不足や、多様な生き方に触れる機会の少なさが挙げられています。
ヒトノネと企業が連携することで、子どもたちに多様な生き方の選択肢を示し、地域社会の活性化に貢献します。企業にとっても、SDGsへの取り組みを通して企業価値を高め、人材育成・採用にも繋がるという相乗効果が期待できます。
契約締結式
令和6年1月25日(木)10:00より、ヒトノネ本部にて契約締結式が開催されます。
まとめ
岐阜信用金庫とヒトノネによるこの業務提携は、単なる企業支援にとどまらず、地域社会全体の活性化、特に次世代育成という観点からも大きな意義を持つ取り組みです。SDGsを軸としたこの革新的な連携が、岐阜の地域経済発展に大きく貢献することが期待されます。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人ヒトノネ
- 住所
- 岐阜県岐阜市今川町2-2
- 電話番号
-
058-216-5807