ゴールドマン・サックスが全世界株式投資ファンドを新設
2025年7月1日、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社は「GS Plus 全世界株式(オール・カントリー)」の有価証券届出書を関東財務局に提出しました。このファンドは同月17日に初募集を開始し、30日に運用が始まる予定です。販売は株式会社SBI証券、マネックス証券株式会社、楽天証券株式会社を通じて行われます。
投資の背景
新しいNISAが2024年にスタートし、日本における投資への関心が高まっていることを背景に、全世界株式への投資は注目されています。このファンドは、世界中の先進国やエマージング諸国の成長を捉えるためのアクティブファンドとして位置づけられ、特にインデックスファンドよりも一歩進んだリターンを目指しています。
ファンドの特徴
「GS Plus 全世界株式(オール・カントリー)」は、以下のような特徴を持っています:
1. 日本を含む全世界の企業の株式に投資。
2. MSCIオール・カントリー・ワールド指数を参考指標とし、長期的にこれを上回る成果を目指す。
3. ゴールドマン・サックス独自の計量モデルを駆使して、幅広い銘柄に分散投資を実施。
このファンドの特筆すべき点は、AIを用いて市場のデータを分析しながら、有望な投資先を迅速に選別することです。具体的には約15,000社の企業を調査の対象としており、効率的かつ柔軟な運用を可能としています。
低コストでの投資
投資者にとっては、ETFを通じて株式に投資するため、これまでのファンドと比較して手数料が低く抑えられます。また、初めて投資を行う方や、既に全世界株式や他の資産クラスに投資している方にとっても、戦略をポートフォリオに加える選択肢として非常に魅力的です。
投資リスクと留意点
ただし、全ての投資にはリスクが伴います。本ファンドも例外ではなく、基準価額が変動する可能性があります。市場動向や為替変動によって損失が生じる場合があるため、投資元金が保証されているわけではありません。投資を開始する前に、必ず投資信託説明書(交付目論見書)を確認することが重要です。
最後に
「GS Plus 全世界株式(オール・カントリー)」は、全世界の株式市場に広く投資することで、長期的な成長を狙うファンドです。持続的な成長とポートフォリオの強化を図る一つの手段として、多くの投資家にとって魅力的な選択肢となるでしょう。投資家はこの機会を活用し、ゴールドマン・サックスの運用戦略に基づいて新たな投資の道を歩んでみてはいかがでしょうか。