株式会社システムズ、生成AIを活用した新サービス「Re:structure AI」を発表
ITリノベーションとマイグレーションを手掛ける株式会社システムズは、2025年10月17日より新しいサービス「Re:structure AI」を提供開始します。この未来志向のプラットフォームは、企業のレガシーシステムが抱える問題を解決するために、生成AIを利用し、システムの自動解析と可視化を行います。これにより、属人化リスクの解消と刷新コストの削減が期待されます。
1. システムズが目指すIT資産の未来
経済産業省が発表した「DXレポート」では、多くの企業が持つレガシーシステム問題がクローズアップされており、これらのIT資産が“負債化”するリスクが指摘されています。たとえば、長年の改修によってシステムが複雑化し、誰もその全体像を把握できない状況に陥ることが多いです。また、退職や異動により情報がブラックボックス化し、再構築やクラウド移行の際に膨大なコストがかかることも大きな課題です。これを受けて、システムズは現代のニーズに応えるべく「Re:structure AI」を開発しました。
2. 「Re:structure AI」の革新
「Re:structure AI」は生成AIを適用することで、レガシーシステムの自動解析と可視化を実現します。これには、次の5つの主な特徴があります:
1.
レガシーシステムの迅速な解析と可視化
- この技術を用いれば、システムの複雑な依存関係や影響範囲を短期間で把握することが可能になり、従来の手作業では難しい解析が容易になります。
2.
プログラム仕様の自動資産化
- プログラムソースを取り込むだけで、最新の仕様情報を常に正確に確認できるようになります。これにより、改修履歴の整理が行き届かず失われた情報を可視化することができます。
3.
大規模・複雑なシステムへの対応
- 企業内の大規模かつ複雑なシステム資産への対応も可能であり、安心して可視化・保守・運用が行えるよう努めています。
4.
安定した長期運用の実現
- 属人化やブラックボックス化を解消し、得られた知識を組織全体で共有することで、安定した運用とIT資産管理を実現します。
5.
全社的なシステム資産の一元管理
- 分散したドキュメントやソース情報を一元管理し、ナレッジベースを構築することで、様々な情報へのアクセスを簡易にします。
3. 「Re:structure AI」の機能詳細
本サービスには、さらに便利な機能が搭載されています。資産一括取り込み機能を用いることで多量の資産をインデックス化し、AIを使った分析が可能です。また、ドキュメント出力機能を通じ、取得した全体概要や関連図を出力することができ、管理の手間を大きく削減します。
4. 今後の展望
株式会社システムズは、引き続き「Re:structure AI」の機能拡充とサポート体制を強化し、顧客のニーズに応えていく所存です。この新サービスが企業のIT資産の活用を促進し、業務効率を向上させることを期待しています。
5. 会社概要
システムズは1969年に設立され、長年にわたりシステム開発やインフラ構築に携わりながら、IT資産の再構築を支援してきました。特にレガシーシステムのマイグレーションにおいては豊富な実績があり、企業の競争力強化に貢献しています。
IT総合診断サービスを通じて、DX推進や2025年の崖対策としての戦略的マイグレーションを提案し、地域経済の活性化を目指す株式会社システムズに今後も注目です。