東海理化が「HUE」への移行を決定
株式会社東海理化は、業務効率化とコスト削減を実現するため、ワークスアプリケーションズ(WAP)のERPパッケージ「HUE」に全面移行することを発表しました。これにより、経費精算や管理システムを一新し、業務プロセスの大幅な改善が期待されています。
採用の背景:老朽化したシステムからの脱却
東海理化は、長い間「HUE Classic」を使用していましたが、特にフロント領域では28年間も自社開発のシステムに依存していました。老朽化が進み、2025年にはOSサポート期間の終了が迫っていることから、システム刷新の必要性が高まっていたのです。このタイミングで、「HUE」の評価が高まり、全面移行が決定しました。
移行後の効果:業務の集約とAI活用
新たに導入する「HUE」では、購買管理や支払業務が一元化されるため、アドオン開発やインターフェース開発の手間が省かれます。見積もり業務は、自動化されることにより工数が大幅に削減され、請求書の受け取りもAIを活用し効率化が図られます。これにより業務全体がスムーズに行えるだけでなく、生産性の向上も期待されています。
さらに、HUEを使うことで、システムの無償バージョンアップが可能となるため、将来の運用コストも抑えられることが予測されています。
HUE製品の信頼性
HUEは、国内の大手企業向けに特化して開発されたERPソリューションで、6700以上の標準機能を備えています。これまでに2200社以上に導入されており、97%という高いフィット率はその信頼性の証です。今回、東海理化が採用した具体的な製品例も多様で、企業のニーズに的確に応えられる設計となっています。
1.
HUE Financials & Strategy - 財務会計・管理会計
2.
HUE Accounts Payable/Receivable - 債権・債務管理
3.
HUE Asset - 固定資産管理
4.
HUE Purchase - 購買管理
5.
HUE Expense - 経費精算
これらの製品群を通じて、東海理化は業務をよりシームレスに進めていく構えです。
ワークスアプリケーションズの役割
株式会社ワークスアプリケーションズは、1996年設立以来、日本国内の大手企業を中心に業務アプリケーションの提供を行っています。企業理念として「働く」概念の変革を掲げ、企業の生産性向上を目指しています。また、これからは中堅企業やスタートアップ企業のDX推進のパートナーとしてもさらなる成長を図り続けます。
今回のHUE導入は、東海理化にとって一歩前進となり、今後の業務運営にも大きな影響を与えるでしょう。業務効率が高まり、企業全体の生産性向上に寄与することが期待されています。