東京メトロが世界へ発信する「Tokyo Metro Academy 2025-2026」
東京地下鉄株式会社が、国際的な鉄道関係者を対象にした「Tokyo Metro Academy 2025-2026」を開催することを発表しました。このプログラムは、昨年度からさらに充実し、東京メトロが培ってきた鉄道運営の経験とノウハウを世界に提供することを目的としています。
プログラムの概要
「Tokyo Metro Academy」は、オンライン講座と訪日研修の2つの形式で実施され、これにより多様なニーズに対応できる体制を整えています。特にオンライン講座は、これまでの18講座から25講座に拡充され、受講者は、自身の都合に合わせて生配信された講座もしくは事前収録された講座から選ぶことができます。
オンライン講座
参加対象は、鉄道事業者や政府機関、教育・研究機関、コンサルタント、サプライヤーなど、幅広い分野の関係者です。すべての講座は英語で提供され、受講者は世界各国から参加することが可能です。
これまでに、2021年度から2024年度までの間に、22か国から433名の参加者がこのプログラムに参加しており、東京メトロの取り組みに高い関心が寄せられています。
訪日研修
訪日研修においては、都市鉄道の運転スケジュールの計画と改善に焦点をあてたプログラムが提供されます。こちらの研修は、参加者の要望に応じて開催期間や内容を柔軟に変更することが可能で、逆に国内からの申し込みは受け付けていない点が特徴です。
この現地での研修では、実際の鉄道運営の現場を視察することができるため、大変貴重な経験となります。このように、実践的な学びの場も確保しつつ、オンラインでの情報提供と両輪で進められるこのプログラムは、国際的な鉄道技術の向上に寄与することでしょう。
継続的な取り組み
東京メトロでは、今後も「Tokyo Metro Academy」を定期的に開催し続けていく方針です。このプログラムは、世界の鉄道関連業界へ向けた技術的支援のみならず、持続可能な都市発展の実現をサポートします。さらに、鉄道事業のO&M(運用・保守)や海外技術コンサルティングといった領域にも焦点を当て、国際市場でのビジネスも拡大していく考えです。
参加方法と詳細
「Tokyo Metro Academy 2025-2026」への参加に興味のある方は、公式ウェブサイトでオンライン講座・訪日研修の詳細や受講申し込み方法を確認することができます。これを機に、東京メトロの高度な鉄道運営技術を学び、国際的な交通サービスの発展に貢献する機会を見逃さないでください。
詳細な情報はこちらから確認できます。