スタートラインはみんな同じ? 教育格差の現実を訴えるキッズドアの広告キャンペーン
認定NPO法人キッズドアは、2024年7月1日より、公益社団法人ACジャパンによる支援キャンペーンを開始しました。このキャンペーンでは、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、電車内広告など、さまざまなメディアを通じて、子どもの貧困問題とその解決に向けたキッズドアの活動を広く訴求していきます。
今回のキャンペーン広告は、「スタートライン」をテーマに制作されました。陸上競技のスタートラインになぞらえ、経済的な事情によって教育の機会に恵まれない子どもたちの現状を、視覚的に表現しています。
CMでは、子どもたちが「スタートラインはみんな同じだと思ってた」「頑張ってるのに、一生追いつけないのかな」「私は未来を選べないんですか?」と、切実な思いを訴えかけます。
広告を通じて、キッズドアは「家庭の経済事情によって、未来を諦めるしかない子どもがいる」という社会課題を浮き彫りにし、子どもたちが夢や希望を持ち、明るい未来を切り開くための学習支援の必要性を訴えます。
キッズドアの活動:学習支援で子どもたちの未来を応援
キッズドアは、2010年に高校受験のための無料塾からスタートしました。学習支援に加え、食事が用意されていない子どもたちのために、勉強の合間に簡単な夕食を提供する学習会も増やしてきました。現在では、東京とその近郊、宮城で2,000人を超える子どもたちに、継続的な学習機会を提供しています。
キッズドアの理事長である渡辺由美子氏は、「親の経済力に関わらず、自分の夢や希望を持ち、明るい笑顔で未来を切り開く子どもを増やしたい」と、活動の想いを語ります。
ACジャパンとの連携:社会課題への意識向上を促進
ACジャパンは、公共マナーや環境問題など、社会にとって有益なメッセージを広告を通じて発信することで、社会と公共の福祉に貢献することを目標とする民間組織です。キッズドアとの連携を通して、子どもの貧困問題への社会全体の意識向上を目指しています。
今回のキャンペーンを通じて、多くの人々にキッズドアの活動を知ってもらい、子どもたちの未来を応援する輪が広がることを期待しています。
キッズドアへの支援方法
キッズドアでは、寄付やボランティアなど、さまざまな形で支援を受け付けています。詳細については、キッズドアの公式ウェブサイトをご確認ください。
キッズドア公式ウェブサイト
一緒に、子どもたちの未来を応援しましょう!