企業のデータ保護を進化させるSafeNet DataSecureシリーズの登場
最近、企業のデータセキュリティに対する意識が高まり、求められる基準も厳しくなっています。特に、クレジットカード業界のデータセキュリティ基準(PCIDSS)に伴い、多くの企業が機密データの取り扱いにおいて新たな責任を負うようになりました。それにもかかわらず、データ流出事件は後を絶たず、特に内部からの漏洩が深刻な問題として浮上しています。これは、情報漏洩の原因が外部からの脅威だけでなく、内部からの無防備さにもあることを示しているのです。
このような状況を鑑み、データベースシステムのセキュリティレベルを向上させることが緊急の課題となっています。特権ユーザーやシステム管理者に対するアクセス管理を見直し、新たな防御策を講じることが、効果的な情報漏洩対策として掲げられています。これに応える形で、株式会社アイエスピーと日本セーフネット株式会社が提携し、データベース暗号化アプライアンス「SafeNet DataSecureシリーズ」をリリースしました。
この新シリーズは、クレジットカード番号や個人情報といったセンシティブなデータを強力に保護し、様々なリレーショナルデータベースに対応しています。主な機能として、データベースレベルだけでなく、アプリケーションレベルでの暗号化も実現し、運用効率の向上を図ることが可能です。さらに、ハードウェアベースでの暗号化により、パフォーマンスへの影響を最小限に抑えています。
特に注目すべきは、DataSecureがリリースした暗号鍵管理機能です。これにより、データの安全性を一段と向上させることができます。サーバのパフォーマンスや運用負荷を考慮しつつ、高強度なセキュリティを維持できる点は、現在のテクノロジーのトレンドにマッチしています。DataSecureは、アクセス制御や認証機能も具備しており、包括的なデータセキュリティ対策を実現しています。
この製品は、米国連邦政府の厳しい安全基準であるFIPS 140 (Level-2)を取得しており、信頼性の面でも顧客の評価が高いです。世界中で数百社に導入され、さまざまな業種の企業がこの暗号化ソリューションを採用しています。特に、銀行やクレジットカード業界、さらには製造業や教育機関など多岐にわたる分野での利用が進んでいます。
株式会社アイエスピーは、具体的な販売戦略として、クレジットカード関連企業やECサイト、大手民間企業に対してDataSecureを提案していきます。また、システム導入の際のコンサルティングサービスも提供し、企業が直面するセキュリティ課題に対して多方面からアプローチしていく予定です。今年度の初年度目標として、販売額1億円を掲げ、積極的な販売活動を行う考えです。
結論として、SafeNet DataSecureシリーズは、企業が抱える機密データの保護に新たな解決策を提供します。データセキュリティの重要性が高まる現在、その一歩を踏み出すことは企業の継続的な成長にも寄与すると言えるでしょう。今後の展開にも注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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株式会社アイエスピー
- 住所
- 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1クイーンズタワーA(12階)
- 電話番号
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045-222-6549