熊本県山都町が導入した遠隔相談窓口システム「LiveOn Call」

熊本県山都町が導入した「LiveOn Call」

熊本県の上益城郡山都町は、人口減少と急速な高齢化に直面しています。そこで、職員不足を解消し、住民サービスの質を維持・向上させるためのデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進しています。今回は、山都町が導入した遠隔相談窓口システム「LiveOn Call」の事例について詳しくご紹介します。

山都町の背景

山都町は九州中央部に位置し、広大な面積を有する自治体です。高齢化率は50%を超え、今後さらなる職員数の減少が予測されています。このため、町は2022年にDX推進計画を制定し、デジタル化の取り組みを始めました。特に、住民の相談や問い合わせをよりスムーズに行えるよう、遠隔相談窓口の導入が決定されました。

「LiveOn Call」の導入理由

「LiveOn Call」は、住民が支所で必要な手続きを行う際、本庁の職員とWeb会議形式でつながることができるシステムです。これにより、住民は必要なサービスを直接受けることができ、職員にとっても事務負担の軽減が期待できます。町民向けに行われたデジタル窓口の体験会では、多くの高齢者が実際に操作を体験し、「思ったより簡単で使いやすい」との声が寄せられました。

導入の効果と今後の展望

実施された体験会では、高齢者から特に高評価を得た「LiveOn Call」。職員の丁寧なサポートも重要な要素でした。多くの住民が自信を持ってシステムを利用し、高齢者同士のつながりも生まれています。今後、山都町はさらなるデジタルサービスの拡充を目指し、住民とともに成長する自治体であり続けることを目指しています。