株式会社パソナJOB HUBが、11月8日に新たに発足する『Board Diversity Forum』は、日本企業における取締役会の多様性推進を目指しています。このフォーラムは、企業の役員やその候補者を対象に、ネットワーキングや情報交換を行う場を提供していくもので、特に女性役員候補者に対してはキャリア構築のための支援を強化します。
特に注目すべきは、2021年のコーポレートガバナンス・コード改訂により、企業における多様性の確保が求められている点です。内閣府の「女性版骨太の方針 2023」においても、プライム市場上場企業における女性役員の比率が明示され、日本企業の女性役員比率がOECD加盟国と比較して大幅に遅れていることが課題とされています。現在、日本企業における女性役員比率はわずか13.4%であり、国際的な競争力を維持するためにも早急な改善が求められています。
このような背景から、パソナJOB HUBが提供する『Board Diversity Forum』は、企業の役員とその候補者を中心に、多様な視点を持つ人材が集まる場として機能します。ネットワーキングイベントや外部講師を招いたセミナーなど、参加者は最新ビジネストレンドについて学べるほか、他社の成功事例や課題について意見交換が行えます。特に、女性役員を目指す参加者にはロールモデルやキャリア情報を提供することで、彼女たちの不安を軽減し、前向きなキャリアビジョンの獲得を支援します。
また、パソナJOB HUBは、企業向けに「ボード・ダイバーシティ・コンサルティング」も実施し、社外役員候補者との橋渡しを行うことでダイバーシティの推進を後押しします。企業が人事制度の設計や組織改革を行う上で必要なプロフェッショナルな人材を提供し、ダイバーシティ経営の実現に向けたサポートを行います。
【Board Diversity Forumの主な内容】
- - 登録無料のネットワーキングイベントの開催(女性社外役員向け勉強会など)
- - 外部講師による最新ビジネストレンドに関するセミナーの企画(AI、DX、新規事業開発など)
- - 社外取締役等の求人案件の紹介
- - 企業を越えた社外メンター制度の運営
このフォーラムは、パソナJOB HUBが目指す多様性を生かした日本企業の経営改革と国際競争力向上に寄与する重要なステップとなることでしょう。