株式会社CAN EATがアレルギー対応教科書を実現
株式会社CAN EAT(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:田ヶ原絵里)が、クラウドファンディングプラットフォーム「Readyfor」にて行ったプロジェクト「アレルギー対応の教科書を届けたい」が、目標金額の100万円を大幅に上回り、1,148,500円の資金調達に成功しました。このプロジェクトには122名が支援し、その結果、合計273冊の教科書の寄贈が決まりました。
プロジェクトの背景と目的
食物アレルギーを持つ方や、宗教的・健康上の理由から食事制限がある人々が近年増加しています。しかし、宿泊や婚礼、修学旅行などの現場では、アレルギー対応の知識を持つ人材が不足していることが、CAN EATの調査から明らかになりました。また、旅館やホテルの多くが、アレルギー対応に苦慮している現状があることもわかっています。
こうした課題を受けて、CAN EATは現場で実務的に活用できる教材の必要性を痛感し、「アレルギー対応の教科書」を制作するプロジェクトを立ち上げました。この教科書は、実務に役立つ情報を盛り込み、自治体や宿泊施設に寄贈することで、アレルギー事故のリスクを低減し、現場の対応力向上に寄与することを目的としています。
教科書の内容と今後の展望
今回のプロジェクトにより、273冊の教材を提供することが決定しました。この教科書には、アレルギーを持つ当事者やその保護者へのインタビューが含まれ、調理現場でのアレルゲン混入防止やメニュー表記の正確性、ゲストからのヒアリング手順さらには注意すべき落とし穴などの情報が盛り込まれています。
今後は、この教科書を広めるために、オンライン、オフラインでの研修会を開催し、アレルギー対応の重要性を周知していく予定です。また、一般社団法人外食アレルギー対応協会とも連携し、さまざまな活動を展開していく予定です。
田ヶ原絵里CEOのコメント
「この度は、本プロジェクトに多くの応援をいただき、心より感謝申し上げます。皆さま一人一人の支援やシェアが、プロジェクトの成長を加速させました。教科書は単なる冊子を出すものではなく、現場に実際に届けることで、安心できる食環境を広げていくのが私たちの目標となります。今後も、より多くの現場にアレルギー対応の重要性を普及させていく活動を続けていきます。」
出版記念講演の開催
また、教科書の出版にあわせて、2026年2月に開催される国際ホテル・レストラン・ショー(HCJ)にて、田ヶ原絵里CEOによる出版記念講演が行われることが決定しました。この講演では、「特定原材料29品目時代!食の多様化とインバウンド時代に求められるアレルギー対応のポイント」についてお話しされる予定です。
具体的には、現場でのアレルギー対応の基本ポイントや実践事例、多様な食事制限に応えるための考え方などが紹介される予定です。講演参加には事前登録が必要で、参加者には関連書籍のプレゼントも用意されています。
結論
本プロジェクトの成功により、アレルギー対応の知識を持った職員が増え、安心して食事を楽しめる環境が整うことが期待されます。もし、さらなる支援のご協力などがありましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。私たちと一緒に、安全な食環境を広げていきましょう。