Domo、マーケティング施策を支えるAIの提供を開始
Domoは新たなAIアシスタント「Domo MMM(マーケティング・ミックス・モデリング)」を発表しました。このサービスは、企業のマーケティング施策における投資効果を分析し、可視化することで、どの施策に資源を投じるかを明確に示します。単なる結果指標にとどまらず、その背後にある因果関係の分析まで踏み込んでいる点が特徴です。
Domo MMMの背景と意義
マーケティング施策の予算は企業の成長に直結する重要な要素です。そのため、その有効性は常に問われています。しかし、多くの企業では、施策の成果を可視化することに終始し、なぜ成果が得られたのかの分析が十分ではありませんでした。従来のダッシュボードやアトリビューションモデルでは、実際の投資効果を捉えきれないという課題がありました。Domo MMMは、AI技術を用いて過去のデータと最新の情報を統合し、継続的に学習を行う確率モデルを採用しています。これにより、施策の因果的インパクトを明確にし、真の増分効果(インクリメンタルリフト)を定量化します。
さらにこのツールは、広告費やマーケティング費用の配分が将来の売上にどのように影響するかを可視化し、より正確な意思決定を可能にします。
Domo MMMの機能と特徴
Domo MMMは従来のレポート中心の手法を超え、AIを駆使した効率的な意思決定支援を行います。データが更新されるたびにパフォーマンスを分析し、自然言語での対話を通じて具体的な提案を提供します。マーケティング部門や財務部門のリーダーは、施策の効果や予算変更の影響について的確な回答を得ることが可能です。これにより、マーケティング活動がただの振り返りにとどまらず、実践的な意思決定に寄与する形で進化します。
Domo MMMは、企業のデータ環境に安全に接続し、広告費や売上の情報、さらには季節的な要因や価格などの外部変数を横断的に統合します。初期インサイトは最短10分で提示され、迅速な投資判断を可能にします。Stellaの高度なマーケティング・インテリジェンスを活用することで、効率的な投資の可視化と予算の最適配分を実現し、持続的な成長に寄与します。
従来のコンサルタント主導によるマーケティングモデルでは、多くの時間とコストがかかり結果として一度限りの分析となりがちです。しかし、Domo MMMは常に最新データに基づく分析を提供し、チームがキャンペーン期間中でも予算を素早く再配分できる環境を整えます。これにより、マーケティング、財務、経営の各部門が一つの基盤を共有し、効率的に連携することが可能となります。
Domo MMMの導入と今後の展望
Domo MMMは、Domoプラットフォーム上で直接利用でき、Snowflakeネイティブアプリとしての利用も可能です。また、既存のデータポリシーを維持しながら、安全に顧客データを管理することができます。シナリオモデリング機能を導入することで、予算配分変更の影響を事前に検証でき、経営者が意思決定の背後にあるデータを基に根拠ある判断を下すことが容易になります。
DomoのチーフマーケティングオフィサーであるMark Boothe氏は、「マーケティング投資はもはや仮説や相関で語るべきものではなく、証拠に基づくべきだ」と述べ、Domo MMMがその環境を提供することを強調しています。
また、Stella Growth Intelligenceの共同創業者であるBrenden Delarua氏は、「高度な測定を迅速かつ継続的に行える仕組みを築いた」と語り、このツールが経営レベルの意思決定を支える新たなインテリジェンスであることを示しました。
本サービスは現在、Domoの営業チームを通じて提供中です。簡易版はSnowflake Marketplaceでも利用可能です。企業が直面するマーケティングの課題を解決するための新たな手段となるでしょう。