新作クラフトサケ『寵深花風(ちょうしんかふう)』がついに登場
秋田県男鹿市にある「稲とアガベ株式会社」が、新しいクラフトサケ『寵深花風(ちょうしんかふう)』を9月3日に発売します。この商品は、同社の「稲とアガベ日本酩酊計画2025」を記念して開発され、日本の在来種である「唐花草(からはなそう)」を使用して作られています。『寵深花風』は、プレミアムな日本酒の新定義を提案し、ホップの近縁種を使った新たな製法が特徴です。
高まる期待と伝統の融合
『寵深花風』という名は、「至り尽くした最深の幽玄の境地」を意味しています。これまでのクラフトサケ造りの経験と技術をもとに、稲とアガベは最高峰の味わいを追求し、この一本に反映させています。特に注目すべき点は、使用する素材が米、米麹、唐花草のみというシンプルさ。しかし、そのシンプルさから生まれる芳醇な香りは、まるで白ワインのソーヴィニヨンブランを思わせるほどの魅力を持っています。
手間を惜しまない醸造プロセス
クラフトサケの醸造において、原料選びは非常に重要です。『寵深花風』では、唐花草が持つ特有の香りを最大限に引き出すため、あえて他の材料を排除しました。これにより、酒自体が持つポテンシャルを最大化し、驚くほど複雑で奥行きのある味わいを実現しました。
グラスに注ぐと現れるのは、華やかで瑞々しい香り。これは、唐花草の成分が持つ芳香性成分が優れた効果を発揮している証です。また、昔ながらのどぶろく製法「花もと」を基盤としているため、日本の醸造文化に根ざした味わいが感じられます。
地域文化を守り、未来につなぐ
「稲とアガベ日本酩酊計画2025」は、近年の日本酒離れを受けて、「酩酊」という言葉を新たに定義し、日本の文化に酔いしれることを目指しています。このプロジェクトを通じ、稲とアガベは日本の伝統的な文化を現代に伝え、未来へ繋げていく重要な役割を果たそうとしています。
商品情報
- - 商品名: 寵深花風(ちょうしんかふう)
- - 原材料: 米、米麹、唐花草
- - 容量: 720ml
- - 価格: 8,800円(税込)
- - 発売日: 2025年9月3日(水)より順次販売
- - 販売場所: 稲とアガベのECサイト及びGINZASIX店内
稲とアガベにかける思い
代表取締役の岡住修兵氏は、4年間の経験をもとに本作を自信を持ってお届けできる一本に仕上げたと語ります。唐花草から生まれる香りは、まさに日本の文化の中で長い間受け継がれてきたものです。これからの醸造業において、ただお酒を作るだけではなく、地域文化を強調することが求められていくでしょう。稲とアガベの取り組みは、男鹿市の地域活性化にも貢献しており、特に重視されているのは観光や飲食業との連携です。
まとめ
『寵深花風』は、単なるお酒ではなく、日本の醸造文化を再発見し、味わうための新しいアプローチを示しています。この機会に、ぜひその豊かな香りと味わいを体験してみてください。稲とアガベの次なる挑戦を、どうぞお見逃しなく!