倉敷市が取り組む新たな地域支援プロジェクト
倉敷市は、ビジネスを通じて地域課題の解決を目指す「コネクトローカルプロジェクト」の第一弾を発表しました。このプロジェクトは、高梁川流域圏における事業者の資金調達を支援することを目的としています。伝統農作物である「たかきび」の生産を守る取り組みが始まります。
コネクトローカルプロジェクトの概要
倉敷市が展開するこのプロジェクトでは、収益性の向上と地域課題の解決を両立させるために、ファンド型クラウドファンディングを用いた資金調達のサポートが行われます。具体的には、ミュージックセキュリティーズ株式会社が受託者となり、事業計画のブラッシュアップや広報支援、さらにはファンド組成にかかる費用の一部を最大50万円まで負担します。
特に、事業の認知度を高め、「ファン」の形成を目指します。これにより、地域の魅力を発信し、関係人口を増やすことを狙っています。第一弾として位置付けられるこのプログラムは、伝統的な農作物「たかきび」の保護とその活用を提案しています。
消えゆく伝統作物の保護
日本の農業は高齢化や担い手不足、さらに気候変動という多くの課題に直面しています。高梁川流域も例外ではなく、特に伝統的な作物は栽培の難しさや消費者の嗜好の変化により衰退の危機にあり、地域の文化にとっても重要な役割を果たしています。このプロジェクトでは、株式会社TRYが中心となり、たかきびの生産を守るための資金調達が行われます。
具体的な取り組み内容
このプロジェクトでは、以下の3つの具体的な取り組みが進められます:
1.
休耕地の活用:担い手不足で放置された休耕地を活用し、自社栽培を促進します。
2.
新商品の開発:たかきびの特性を生かした魅力的な新商品を開発し、消費者の興味を引きます。
3.
6次産業化の推進:持続可能な取り組みとして6次産業化を進め、地産地消のサイクルを確立します。
支援の呼びかけ
本プロジェクトにおける目標資金は600万円で、たかきびを活用した新商品の開発に充てられます。地域の未来を変えるには、皆さんの力が必要です。少額からの支援が可能であり、各支援者には事業の売上の一部が還元されます。さらに、特典としてきびだんごやきびそばなど、オリジナルたかきび商品をお届けします。このプロジェクトを通じて、地域の恵みを継承し、次世代に受け継いでいくための力を貸してください。支援は、ミュージックセキュリティーズ株式会社の運営する「セキュリテ」にて受け付けています。
地域の魅力を再発見し、未来につなぐ新たな試みが倉敷市から始まります。あなたのご支援が必要です!