次世代電池の開発
2026-10-28 11:57:45

マクセルと東京科学大学が共同で水系電池の新研究をスタート

近年、電力需要の増加に伴い、バッテリーの重要性はますます高まっています。その中で、マクセル株式会社と東京科学大学が共同で進める革新的な電池技術に注目が集まっています。両者は水系複合準固体電解質(3D-SLISE)を用いた次世代電池の研究を開始し、従来の電池技術と比べて安全性、環境意識を大幅に向上させることを目指しています。

1. 火災リスクの低減を実現する水系電池


この新たな電池技術の特徴は、有機電解液を使用しないことです。これは、電池がたとえ熱暴走を起こしたとしても、発火の危険がほとんどないことを意味します。3D-SLISEは水分子を含むセラミックス粒子界面の電解質であり、水と混ぜ合わせることでスライム状に変化します。この特性により、塗布プロセスを利用して、スムーズに電池の製造が行えるのです。

2. 環境への配慮


また、この技術は製造時にドライルームや有機溶剤を必要としないため、VOC(揮発性有機化合物)の排出削減にも貢献します。さらに、電池の使用後には、水系複合準固体電解質を水に溶解することで、活物質を簡単に取り出せるため、リサイクルにも優れています。これにより、持続可能な社会に向けた一歩を踏み出すことができます。

3. 幅広い応用可能性


今後、3D-SLISEを利用した電池は厳しい安全基準が求められる様々な分野での応用が期待されています。特にデータセンター向けの無停電電源装置(UPS)や電動工具、さらには搬送ロボットなど、広範囲にわたる用途が考えられます。データセンターではリチウムイオン電池を搭載したUPSが導入が進んでいる一方で、火災リスクの低減が求められています。この新技術がその解決策となることが期待されています。

4. マクセルの使命


マクセルは「Micro batteries. Maximum impact.」というコーポレートバイラインのもと、小さい電池が持つ大きな価値を追求しており、高い信頼性や耐熱性、出力、大容量を兼ね備えた電池の研究開発に注力しています。この新たな水系電池技術は、マクセルが目指す社会的課題の解決に寄与し、より持続可能な未来の実現に向けた道を開くものとなるでしょう。

5. まとめ


本共同研究を通じて、マクセルと東京科学大学は、安全性と環境負荷低減を両立させた次世代電池の実現を目指します。この進展は、エネルギー管理の未来を変える可能性を秘めています。持続可能な社会の実現に向けて、さらなる進展が期待されます。


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会社情報

会社名
マクセル株式会社
住所
東京都港区港南2-16-2太陽生命品川ビル21階
電話番号

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