せとうち建築特集
2025-07-09 18:23:19

『せとうち建築海の道が紡いだ暮らしと建物』のご紹介

瀬戸内の魅力を再発見する一冊



2025年7月29日、株式会社トゥーヴァージンズから待望の書籍が発売されます。その名も『せとうち建築海の道が紡いだ暮らしと建物』。本書は、瀬戸内地方の建築物とその歴史や文化に焦点を当てたビジュアル探訪記です。

瀬戸内の流儀と未来


古くから交通の要所であった瀬戸内海。この地域は人々と物が行き交う中で独自の文化が育まれ、今でもその豊かな歴史が脈々と受け継がれています。特に、岡山、広島、香川、愛媛といったエリアに点在する建物は各地域の産業との関連が深く、歴史を感じさせてくれます。

本書では、これら四つの県に生息する多様な文化や風景を、多彩な建築物とつながりをもって紹介しています。特に、インタビューを通じて地域の人々の生活史を知ることができる構成が、大きな魅力となっています。

代表的な訪問スポット


いくつかの注目すべき建物が本書に登場します。

  • - 岡山県の旧野﨑家住宅、倉敷アイビースクエア、犬島製錬所
  • - 広島県の世界平和記念聖堂、新光時計店、松本邸
  • - 香川県の香川県庁舎東館、瀬戸内海歴史民俗資料館
  • - 愛媛県の臥龍山荘、つたや旅館

いずれの建物も、その土地の産業との関わりをもっていますが、特に印象深いのは、世界平和を願うヒロシマの聖堂や、昔の栄華が色濃く残る大庄屋建築です。

実際に行ってみたい建物


  • - 犬島製錬所は、100年前にわずか10年間だけ稼働した銅製錬所で、アートを通じた再生が進められています。
  • - 倉敷アイビースクエアは、繊維王国として名を馳せた倉敷の重要文化遺産です。宿泊可能なこの近代化産業遺産では、歴史を身近に感じることができます。
  • - 臥龍山荘は、茶の湯に情熱をそそいだ豪商の名建築。大洲市の文化を語るには欠かせない存在です。

瀬戸内国際芸術祭2025


8月1日から始まる「瀬戸内国際芸術祭2025」は、この地域への関心を高める一大イベント。芸術とともに建築も観光資源としての期待が膨らんでいます。

書籍情報


本書の定価は2,420円(本体2,200円+税)で、A5判のサイズです。見応えのある192ページにわたり、魅力豊かな建物の数々がコンパクトにまとめられています。

著者について


建築監修を担当する釜床美也子は香川大学の准教授。地域文化と歴史を重視した建築の研究に取り組んでおり、本書の内容にもその視点が色濃く反映されています。地域の風土に根ざした建物を通じて、古来からの文化を新しい形で理解し再認識する手助けをしてくれることでしょう。

まとめ

『せとうち建築海の道が紡いだ暮らしと建物』は、豊かな地域文化と歴史が息づく瀬戸内エリアの魅力を再発見するための強力なツールです。観光の参考にもなるだけでなく、建築や歴史、文化への理解を深める手助けをしてくれる書籍です。2025年7月29日、ぜひ手に取ってみてください。


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会社情報

会社名
株式会社トゥーヴァージンズ
住所
東京都千代田区九段北4-1-3日本ビルディング九段別館7階
電話番号
03-5212-7442

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