三谷産業のChalazaが人事業務を革新
三谷産業株式会社は、2025年8月1日より、株式会社パソナHRソリューションによる新サービス『HRクラウド連携サービス』の提供を開始します。本サービスでは、ノーコードでクラウド間のデータ連携を実現する「Chalaza(カラザ)」が採用され、企業の人事業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援します。
背景:人事部門の課題
近年、多くの企業が人事関連のクラウドサービスを導入していますが、システム間でのデータが分散していることが課題となっています。給与システムからタレントマネジメントシステム、労務管理システムまで、各種クラウドサービスが存在し、それぞれに散らばった人事関連データの管理が難しくなっています。そのため、人的資本情報の一元的な分析や活用が困難で、業務効率に影響を及ぼしているのです。特に、クラウドサービス間の情報連携が複雑であるため、担当者はコア業務にフォーカスできないという問題も発生しています。
Chalazaによる解決策
「Chalaza」は、これらの課題を解消するために開発されたツールです。複数のクラウドサービス間で異なるデータ形式を連携させることで、プログラミングスキルがなくても利用できるのが大きな特徴です。エクセルを使って簡単な初期設定を行うだけで、データ連携が可能になるため、ユーザーはさまざまなクラウドサービスを組み合わせて最適な人事運営を展開できます。
HRクラウド連携サービスの展望
パソナHRソリューションが提供する『HRクラウド連携サービス』は、複数の人事系クラウドサービスを統合し、データ連携を実現するとともに、付随する業務のサポートも行います。具体的には、データ連携の要件ヒアリング、設計・設定、動作検証、操作教育など幅広いサポートが含まれます。これにより、人事部門の業務が効率化されるだけでなく、人的資本情報が一元化されることで、企業はより戦略的な人事運営が可能となります。
パソナHRソリューションの理念
パソナHRソリューション代表取締役社長の牧嶋和彦氏は、「人を活かす人事の未来を創る」という企業理念のもと、人事・労務・給与領域のBPOサービスやタレントマネジメントの支援を展開しています。今回、三谷産業の「Chalaza」との連携により、クラウドサービスのデータ連携がスムーズに実現でき、企業の価値向上に寄与できることを期待しています。
今後の展望
『HRクラウド連携サービス』は、企業の人事業務のデジタルトランスフォーメーションを加速させる重要な一歩です。企業が持つデータを高いレベルで活用できるよう支援し、人事部門が本来の戦略業務に集中できる環境を整えることが求められています。三谷産業とパソナHRソリューションの取り組みは、今後のHR領域における変革をリードすることでしょう。今後も両社は、協力しながら人事業務の進化に貢献していくことを目指します。