中古車電子カードの魅力
2025-08-29 11:17:46

TOPPANが新たに導入した中古車電子ペーパープライスカードの魅力

TOPPANが導入した中古車電子ペーパープライスカード



TOPPAN株式会社が2025年から提供を開始する「中古車電子ペーパープライスカード」は、遠隔で情報を更新できる革新的なプライスカードです。このシステムはすでにユナイテッドトヨタ熊本で初の導入を果たし、その利用が始まっています。

なぜ電子ペーパープライスカードが登場したのか?



2023年10月、自動車公正取引協議会の規約改正により、中古車販売では車両価格とその諸費用を含む「支払総額」の表示が義務化されました。このため、販売店は毎月プライスカードの情報を手動で更新する必要があり、これが繁雑な業務負担を生んでいました。TOPPANはこの課題に着目し、「中古車電子ペーパープライスカード」を開発しました。

プライスカードの革新



このプライスカードの主な特徴は、バッテリー駆動の電子ペーパーを使用しており、最高85℃の環境に耐え、酷暑期にも利用できることです。1回の充電で約12か月も稼働可能なので、長期間の使用が見込まれます。また、モバイルデータ通信を活用しているため、販売現場において特別な設備を設置する必要もありません。

そのため、販売店は手間をかけずに自動的、かつ遠隔でプライスカードの内容を更新でき、ダイナミックプライシングを通じて販売機会を増やす効果が期待できます。

ユナイテッドトヨタ熊本での導入



ユナイテッドトヨタ熊本においては、すでに100台分のプライスカードが導入され、業務効率の向上に寄与しています。この新しいシステムによって、店舗のオペレーション負担が軽減され、またペーパーレス化にもつながります。

TOPPANとユナイテッドトヨタ熊本は、今後約500台への導入を目指し、店舗業務の効率化を進めていく方針です。さらに、2030年までに自動車販売店向けのサポート事業で約30億円の売上を目指しています。

未来への展望



「中古車電子ペーパープライスカード」は、ただのプライスカードとしてではなく、中古車下取りや販売価格の適正化、顧客体験の向上まで幅広くサポートする役割を担っています。今後の展開に注目が集まります。TOPPANの新しい取り組みが、自動車業界にどのような変化をもたらすのか、期待が高まります。


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会社情報

会社名
TOPPANホールディングス株式会社
住所
東京都文京区水道1-3-3
電話番号

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