新たなセキュリティプラットフォーム「Secure Access Enterprise Edition」の発表
新たなセキュリティプラットフォームの誕生
2024年11月13日、米国シアトルでAbsolute Securityが新しいセキュリティプラットフォーム「Secure Access Enterprise Edition」を発表しました。このプラットフォームは、リモートワーカーおよびハイブリッドワーカーに特化して設計されており、ユーザーエクスペリエンスを最適化しながらセキュリティを強化することを目的としています。
安全性と生産性の両立
リモートワークの普及に伴い、企業におけるサイバー攻撃やシステム障害のリスクが高まっています。そこでAbsolute Securityは、セキュアアクセス用の「Safe Connect」と、エンドポイントのセキュリティを強化する「Comply Module」を組み合わせ、企業ネットワークへのアクセスを安全なデバイスに限定した高い準拠性を持つセキュリティサービスエッジ(SSE)を提供しています。
このプラットフォームは常時稼働を保証し、ファームウェアに組み込まれたレジリエンス機能によって、高い回復性を実現しています。John Herrema氏は、ハイブリッドワークの環境において発生する複雑さやランサムウェアの脅威に迅速に対応できる、「唯一の包括的プラットフォーム」としての重要性を強調しています。
新技術の導入
新たな「Safe Connect」では、動的なゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)ポリシーがエンドポイントに適用され、様々なセキュリティ技術を統合。イノベーションとして、データ損失防止やセキュアウェブゲートウェイなど、多層的な防御策を採用しています。また、AI Threat Insightsを用い、異常なデータフローや接続をリアルタイムで監視し、迅速にリスクを検知することが可能です。これにより、リモートワーカーの生産性を維持しつつ、安全な操作環境を提供します。
「Comply Module」の役割
もう一方の「Comply Module」は、デバイスの継続的な位置特定や準拠性の評価を行うことで、非準拠・紛失・盗難デバイスへの対策を講じます。この機能により、特定のジオフェンス内での使用を制限し、セキュリティの高い運用が可能となります。また、重要なセキュリティ対応策の準拠性や健全性を確認し、必要に応じて不正アクセスを防ぐためのリモートフリーズ機能を備えています。
未来の展望
Frost & SullivanのJarad Carleton氏は、リモートワーカーに対する保護技術の必要性がますます高まると指摘しています。今後、セキュリティと機能性の両立を図るプロバイダーが多くの企業に支持されることでしょう。Absolute Securityの新しいプラットフォームは、そのニーズに応えるべく設計されており、ユーザーの安全性と生産性を最大化する役割を果たしていきます。
最後に
Absolute Securityは、世界中のデバイスメーカーと連携して、すでに6億台のデバイスにそのテクノロジーを組み込んでいます。この新たなプラットフォームは、企業がデジタル環境で直面するリスクに対処し、「切れない」接続を確保するための強力なツールとなることでしょう。今後もさらに進化するセキュリティ技術に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
Absolute Software株式会社
- 住所
- 東京都港区虎ノ門4-3-1城山トラストタワー27階
- 電話番号
-
03-5403-3414