新著『「顧客が増え続ける」科学デジタル時代のマーケティング新定跡』での革新
著名マーケターの西井敏恭氏が実績を踏まえ、新たなマーケティングの在り方を提示する著書『「顧客が増え続ける」科学デジタル時代のマーケティング新定跡』を、株式会社日経BPが2025年6月23日(月)に発行しました。この書籍は、化粧品通販のドクターシーラボや食品通販のオイシックス・ラ・大地などの企業で培った知識や実体験をもとに、現代のマーケティングの原則を解説しています。定価は本体2,000円(税別)、232ページにわたり、デジタル時代のマーケティング実践ノウハウが詰め込まれています。
マーケティングの常識を再考する
デジタル時代のマーケティングとは、単なるネット広告やSNSプロモーションを指すものではありません。現代の消費者は、実店舗を訪れながらもデジタルツールを自在に使いこなし、購買活動を行っています。例えば、店舗で商品を手に取りながらスマートフォンで価格を比較したり、検索エンジンで商品の情報を調べたりといった行動は、もはや日常の一部となっています。
このようなオンラインとオフラインを統合した消費行動を理解し、それに適したマーケティング戦略を展開することが、著者が語るデジタル時代の本質です。
本書の重要キーワード
西井氏が本書で強調するのは、「買った後」のマーケティング、UGC(ユーザー・ジェネレーテッド・コンテンツ)ファースト、そしてエフォートレスな購買体験の3つの概念です。
1.
「買った後」のマーケティング
近年、企業は新規顧客の獲得に注力する一方、実際に購入した顧客がいかに高い価値を感じて継続的に自社製品を購入するかという視点が必要です。顧客がリピートすることで新規顧客の獲得にも繋がるため、販売の先に見据えた戦略が求められています。
2.
UGCファースト
SNSの普及により、消費者による口コミの影響が大きくなっています。特にX(旧Twitter)においては、顧客の瞬間的な感情がダイレクトに反映され、その投稿が購買決定に直結します。したがって、マーケティング施策を設計する際には、口コミを生む環境づくりが鍵となります。この「UGCファースト」を実践することで、顧客を自社のマーケティングに巻き込むサイクルを作り出せるのです。
3.
エフォートレス
購買体験の中に生じる摩擦を取り除くことも重要です。例えば、オンラインショッピングにおいてエラーが発生した際、スムーズに解決できなければ購入を断念してしまうことになります。このため、使いやすいUI(ユーザーインターフェース)を整えることが、エフォートレスで快適な購買体験の実現に繋がります。
実践へ向けた知識の宝庫
本書では、西井氏が自身の実務経験を凝縮し、デジタル時代における新たなマーケティング戦略の実践方法を明示しています。目次には、過去と現在のマーケティングの違い、顧客体験の新たな捉え方、KPI設計の見直し方など、マーケティングの全体像が広く取り扱われており、ビジネスパーソンにとって必読の内容となっています。
著者プロフィール
西井敏恭氏は、株式会社シンクロの代表取締役社長であり、2003年からドクターシーラボなどでECに特化したマーケティングに従事してきました。二度の世界一周を経て、2016年に株式会社シンクロを設立。大手企業のマーケティング支援を行いつつ、様々なDtoC事業を展開しています。著書も多く、デジタルマーケティングに関する専門家として高い評価を受けています。
この著書を通して、現代のマーケティングに求められる視点や技術をぜひ学んでいただきたいと思います。
オンラインセミナーの開催
さらに、本書の発行を記念して、2025年6月26日にはオンラインセミナーが開催されます。顧客獲得からマーケティングの新しい視点や戦略について、西井氏が直接解説する貴重な機会です。興味のある方はお見逃しなく!