持続可能な農業への挑戦
2025年8月1日、マイナビ農業、Plan・Do・See、八天堂の三社は、持続可能な農業の推進に向けた連携協定を締結しました。この取り組みは、消費者が食品を通じて持続可能な農業の実現に貢献できるようにすることを目的としています。特に、形や色が規格に満たないため通常の流通には乗せられない高品質な果物を使用した商品開発が進められています。このプロジェクトでは、くりーむパンを共同で開発し、食品ロスの削減にも力を入れています。
連携協定式の開催
協定の締結にあたって、東京で行われた発表会には、各社の代表者が集まり、その想いや決意を語りました。特に、八天堂の社長である森光孝雅氏は「事業を通じて社会貢献を果たすことが弊社の使命です。このプロジェクトを通じて皆様と貴重なご縁をいただけたことを大変感謝しております」と述べ、その意義を強調しました。
プロジェクトの背景
八天堂はこれまで、地域の魅力的な食材を活かし、地域貢献や食品ロスの削減に焦点を当てた商品開発に取り組んできました。本プロジェクトは、マイナビ農業とPlan・Do・Seeが提唱する『でりさす×ご馳走旅』から派生した取り組みであり、農業と地域の未来を見据えたものです。
商品開発の詳細
このプロジェクトで開発されたのは、八天堂のくりーむパンで、使用される素材には兵庫県の「丹波栗」と宮城県の「ミガキイチゴ」が含まれています。これらの果物は、通常流通には乗ることができない規格外品ですが、細かな規定をクリアし高い品質を持ちながら消費者に提供できる商品になる可能性があります。
丹波栗くりーむパン
兵庫県丹波市を中心に栽培される丹波栗は、その上品な甘さと美しさで全国的にも評価されています。この栗をふんだんに使用したくりーむパンは、しっとりとしたパン生地に八天堂自慢のカスタードクリームを加え、さらに丹波栗クリームで贅沢に仕上げています。
- - 発売日:2025年9月1日~11月末
- - 販売場所:八天堂店舗、オンラインショップ、PDSホテルなど
- - 価格:450円(税込)
ミガキイチゴくりーむパン
「ミガキイチゴ」は、宮城県の特産品であり、厳しい基準で選別された高品質ないちごのブランド名です。その味を活かすため、ジャムとクリームを用いた二層のくりーむパンが開発されます。
- - 発売日:2026年3月1日予定
- - 販売場所:八天堂店舗、オンラインショップなど
- - 価格:調整中
参加企業の紹介
- - マイナビ農業:農業に関する総合情報サイトで、農家や家庭菜園愛好者向けの情報を提供しています。
- - Plan・Do・See:ホテルマネジメント会社で、地域特性を活かした事業展開を行っています。
- - 株式会社こうはた:丹波栗の生産と販売を行い、品質も高評価な企業です。
- - 株式会社GRA:宮城県での高品質ないちごの事業展開を推進しています。
- - 八天堂:長い歴史を持つ和菓子・洋菓子店で、特にくりーむパンが人気です。
まとめ
この新たな連携は、持続可能な農業への革新を図るだけではなく、地域食材の価値を引き出す試みでもあります。消費者が選ぶことで、より良い未来を創造していくことが期待されています。今後の展開に注目です。