三菱HCキャピタルとエコスタイルが連携協定を締結
三菱HCキャピタル株式会社(代表取締役社長執行役員:久井大樹)と株式会社エコスタイル(代表取締役社長執行役員:木下公貴)は、カーボンニュートラルの実現に向けて再生可能エネルギーに関する包括連携協定を結びました。この契約により、両社は低圧太陽光発電所の効率的な取得・運用を進める事業を共同で推進します。
プロジェクトの概要
このプロジェクトは、2012年の固定価格買取制度(FIT制度)開始以降、日本国内で急速に拡がる太陽光発電の導入を背景にしています。しかし、FIT制度の適用期間が満了を迎える中で、再生可能エネルギー資産の効率的な運用が求められています。資源エネルギー庁も2030年には再生可能エネルギー比率を36〜38%、2050年にカーボンニュートラルの達成を目指しており、これに向けて新たな制度を制定しました。
このプロジェクトでは、FIT制度のもとで運用されている低圧太陽光発電所(出力50.0kW未満)を取得・集約します。これにより、FIT制度の終了後も持続的かつ安定的な電力供給を実現することが目指されています。取得した発電所では、FIPへの転換やコーポレートPPAの切り替え、設備のアップグレードなどの方法が検討されています。
プロジェクトの重要なポイント
- - プロジェクト開始日: 2025年9月11日
- - 取得目標: 約600基(約30MW)
- - 発電所の取得主体: 合同会社アールエコパワー(三菱HCキャピタルとエコスタイルの共同出資による特別目的会社)
- - 運用・保守管理: 株式会社エコスタイル
企業の動向
三菱HCキャピタルグループは、「脱炭素社会の推進」をマテリアリティの一つに掲げています。その上で、MHCリニューアブルネットワークスでは低圧太陽光発電の普及を進め、企業のCO2排出削減やカーボンニュートラルへの取り組みを強化しています。
エコスタイルは、低圧発電所の開発において20,000基以上の実績を誇り、両社はこれらの経験を活かして効率的な管理体制を構築します。また、営農型太陽光発電所の開発に向けて基本契約も結び、さらなる発展を目指します。
まとめ
この協定は、持続可能な社会を目指す双方の取り組みをさらに促進し、再生可能エネルギーの普及が求められる現代において非常に重要な意味を持ちます。三菱HCキャピタルとエコスタイルの連携は、カーボンニュートラルの実現とともに、未来の社会課題解決に貢献してくれることでしょう。